1.エリヤ
ELIJAH
2.ウォーク・トール
WALK TALL
3.バックラッシュ
BACKLASH
4.サニー
SUNNY
5.ジ・イン・クラウド
THE “IN” CROWD
6.フォレスト・フラワー
FOREST FLOWER
7.ア・デイ・イン・ザ・ライフ
A DAY IN THE LIFE
8.ウォーターメロン・マン
WATERMELON MAN
9.マーシー・マーシー
MERCY, MERCY, MERCY
10.サイドワインダー
SIDEWINDER
※お使いの環境では試聴機能をご利用いただけません。当サイトの推奨環境をご参照ください。
※音楽配信サービスにおいては、CD等のパッケージ商品と収録内容が異なる場合やお取り扱いが無い場合もありますので、お求めの際は充分にご注意ください。
オリジナル・レコードNo.YS-10038
オリジナル・リリース '68年9月
原信夫とシャープス・アンド・フラッツ feat. 鈴木弘、増尾好秋
編曲 前田憲男
初CD化
「日本で最高のビッグ・バンドはどれですか?」と外国人のファンがたずねたら、誰でも、「原信夫とシャープス・アンド・フラッツです」と答えるだろう。ジャズ専門誌「スイングジャーナル」の読者人気投票で過去13年間連続第1位を確保してゆずらない。まるで競争相手がないようにみえるがそうではなく、日本という国は驚くほどビッグ・バンドが多いのである。シノギをけずるような激しい競争の中で、シャープス・アンド・フラッツは、つねに首位をゆずらないだけの努力を重ね、今日の栄冠を保持してきた。 10年間も中絶していたスイングジャーナル誌の人気投票のポール・ウィナーを集めて大コンサートも催した。座席が2,406もあるコンサート会場「厚生年金ホール」に消防庁が許可する限度にまで立見客を収容し、入り切れないファンが場外にまで溢れた1968年6月27日のこのコンサートは、近年まれにみる大成功とたたえられた。9月10日と13日には「フルバンド・フェスティバル」を同じ会場で催し、有名ビッグ・バンドをすべて出演させるという。これも今までにない企画だ。 原信夫とシャープス・アンド・フラッツの名声は国際的だ。名著「ジャズ」の著者ヨアヒム・ベーレントは、ダウン・ビート誌の批評家投票で、「ビッグ・バンド」の部に「シャープス・アンド・フラッツ」の一票を投じている。過去2 回来日してTV用に「日本のジャズ」のフィルムを製作したべーレントは、かねがねシャープス・アンド・フラッツこそ世界一流のバンドと評価していた。この点では1964 年夏「世界ジャズ・フェスティバル」に来日したアメリカの評論家レナード・フェザーも同意見である。 このレコードは、原信夫とシャープス・アンド・フラッツが、ジャズ界最近のヒット曲を、前田憲男の好編曲を得て、シャープス・スタイルで演奏したものである。吹きこみパーソネルはつぎの通りだ。 指揮: 原信夫(テナー・サックス) トランペット: 森川周三 福島照之 篠原国利 佐波博 トロンボーン: 鈴木弘 谷山忠男 越智治夫 アルト・サックス: 前川元 鈴木孝二 テナー・サックス: 谷口和典、バリトン・サックス: 森川信幸 ピアノ: 小川俊彦、ギター: 増尾好秋、べース: 竹内弘、ドラムス: 中村吉夫 このうちフィーチュアされるギターの増尾好秋は学生バンドから渡辺貞夫にスカウトされ、渡辺貞夫クワルテットに入り、渡辺貞夫が渡米中シャープス・アンド・フラッツに加わっている注目の新進である。 (発売当時のライナー・ノートより抜粋) |