花蕾(はなつぼみ)
COCA-16091 ¥1,257 (税抜価格 ¥1,143)
1.花蕾
作詩/阿久悠 作曲/吉田正
編曲/京建輔
2.人
作詩/阿久悠 作曲/吉田正
編曲/京建輔
3.舟唄
作詩/阿久悠 作曲/浜圭介
編曲/佐々永治
<ボーナス・トラック>
4.花蕾
(オリジナル・カラオケ)
5.人
(オリジナル・カラオケ)
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シングル「花蕾(はなつぼみ)」発売に関して
美空ひばりは1987年4月に福岡済生会病院に緊急入院。
「ひばりはもう歌えないのでは・・・」といった世間の噂の中、奇跡的ともいえる回復を果たし8月に無事退院をし療養。12月には復帰シングル「みだれ髪」を発売し、いくつかの舞台やテレビ出演を果たしました。
完全復活となる東京ドームでの公演「不死鳥〜翔ぶ!!新しき空に向って」(4月11日)
に向けて1988年2月、当時赤坂にあったコロムビアの第1スタジオでレコーディングされたのがアルバム「不死鳥」。その中に収録されていたのが阿久悠と吉田正が作品提供をした「花蕾(はなつぼみ)」と「人」でした。
作曲家の吉田正はビクターの専属作家だったために、コロムビア専属歌手の美空ひばりへの作品提供は常識では不可能であったにもかかわらず、本格復帰への餞として例外的に認められ実現したものでした。また作詩の阿久悠からは、過去に何作か提供を受けていましたが、このアルバムに対する阿久の力の入れようは並々ならならぬものがあったようです。
今年の初頭から各地で開催されている美空のビデオコンサートで、東京ドームでの「花蕾」を上映したところ、ファンからの問い合わせが殺到し、今回シングルカットをすることとなりました。またボーナス・トラックに収録された「舟唄」は八代亜紀のヒット曲として有名ですが、もともとはスポーツ新聞の企画で書かれた詩で、阿久は美空が歌うことを想定して書いたというエピソードも残されています。この音源は1982年に美空のアルバム『人恋酒』用にレコーディングされたものです。