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Pf:船橋美穂
2018年10月15-16日 富士見市民文化会館 キラリ☆ふじみ
医大で研鑽を重ね医師免許を取得しながら、ヴァイオリニストとして活躍する異色の石上真由子。2008年の日本音楽コンクールにて第2位となりNHKでドキュメンタリーでも取り上げられその名をクラシックファンに知らしめた。拠点の関西を中心とし、ソロ、室内楽、オーケストラなど国内外に止まらず活躍の場を拡げている。
収録のヤナーチェクのヴァイオリン・ソナタは、石上の十八番とも言える曲で、情熱的で色彩豊かな音色が生み出す石上の真骨頂。ラフマニノフの「ヴォカリーズ」は呼吸をためらってしまうほど緊張感に満ちた唯一無二な演奏となっている。邦人作品の作曲家・幸田延は、かの大文豪・幸田露伴の妹で日本の洋楽の黎明期に素晴らしい才能を開花させた作曲家。元々レパートリーにあったこの曲を、数少ない録音の決定盤として世に送り出す。