高野麻里佳のNewシングル、TVアニメ「勇者パーティーを追放されたビーストテイマー、最強種の猫耳少女と出会う」のEDテーマ「LOVE&MOON」が10月12日にリリースされる。それに先駆け、十五夜の日の9月10日に2ndライブを開催! 今回は初の生バンドでのライブ! みんなでクラップしたり、ジャンプをしたり、楽しめるライブになりそうだ。シングルの楽曲についてと、ライブへの意気込みを聞いた。
――表題曲の「LOVE&MOON」は、TVアニメ「勇者パーティーを追放されたビーストテイマー、最強種の猫耳少女と出会う」のEDテーマです。シングルとしては「New story」に引き続き、アニメタイアップ曲になりますね。
小さい頃から、アニメのOPとEDテーマがパッと出てくるタイプだったので、主題歌はアニメに欠かせないものというイメージがあるんです。なのでそれに関われるのは光栄だなと思いました。今回はEDテーマですけど、EDが終わるまでがアニメみたいな。EDが終わって、よし次のことをしよう!という気持ちになる印象はありますね。
――曲は、どのように作っていったのでしょうか?
実は1stアルバム『ひとつ』のときの候補曲なんです。曲のテーマとしては、素直な自分、等身大で歌う曲というものでオーダーをしていたんですけど、アルバムでは同じテーマの曲は1曲だけにすることになっていたので、アルバムでは歌えなかったけど、別のタイミングでしっかり歌いたいなと思って、取っておいたんです。これはカップリング曲の「スミレ」も、なのですが。
――そうだったんですね!
なので、3rdシングルを作るという話になったときに、新しい曲をオーダーしますか?と聞いてくださったんですけど、私はもういい曲に出会っちゃっていると思って、温めていた「LOVE&MOON」を出すことになりました。
――「LOVE&MOON」の、どこが特にお気に入りで、取っておいたのですか?
イントロのきれいなメロディが大好きで、歌詞も全部好きだったんです。〈月が綺麗〉という、色んな人が使ってきたであろうワードが、こんなに爽やかに聴ける楽曲があるんだ!って驚きましたし、私もこの言葉を爽やかに歌ってみたい!と思っていたんですよね。
――カップリングの「スミレ」は、クラップしたくなるところやジャンプしたくなるところがあって、ライブ映えしそうな楽曲だと思いました。
歌詞の中にもある小さな幸せを見つけて何度も感動する、そんな小さな喜びを見つけられる人間になりたいなと思ったのが最初の出会いでした。どちらかというとこの曲に私が励まされていたので、この曲を私が歌うことで、誰かが小さな幸せを見つけられるようになったらいいなぁと思ったんです。だからレコーディングのときは、ライブで歌うぞ!という意識よりも、小さな幸せを歌っているイメージだったんですけど、おっしゃってくださったようにライブで熱い表現もできそうな曲だなって思っています。
――タイトルの意味を教えてください。
スミレが咲くという素敵な出来事のほかに、英語のスペルにするとSMILEにもなるということで、幸せを見つけたときの笑顔も想像できる、すごく素敵なダブルミーニングになっているんです。曲をいただいたときは“SMILE”表記だったんですけど、正式にはカタカナで「スミレ」になります。
――9月10日に『高野麻里佳 2nd LIVE 〜LOVE&MOON〜』が開催することも決定しています。
このタイトルなので、3rdシングルの曲を歌うことは確定かなと思います。しかも9月10日が十五夜の日らしいんです! なのでこの日にライブができることに運命を感じています。
――豊洲PITですから、第二部に来る方は、帰り際に月を眺めながら帰ることもできそうですね。
お月見ができちゃいますね。なので絶対に晴れてくれ〜って思っています(笑)。
――どんなライブになりそうですか?
今回は生バンドでライブをすることになっているんです! 1stライブのときは、椅子がふかふかな会場にしてくださいとお願いしていたんですけど(笑)、2ndライブはそういう要望はしていません! 豊洲PITはもともとはスタンディングのライブハウスなので、椅子はありますけど、いつもより多めにジャンプするくらいの気持ちで来ていただいたほうが楽しいと思います! 立って一緒に楽しむぞ!っていう気合いを入れて来てください。
――1stライブから、こうしよう!と思ったことなどはありますか?
それはありすぎるんですけど、それもそのはずで、1stライブって1stアルバム『ひとつ』を引っさげてはいたけど、発売前だったのでみんなが知らない曲を歌う感じだったんです。新曲ばかりで緊張もしましたし、このライブの印象を持ってアルバムを聴くわけだから、ライブを成功させなければ!というプレッシャーもあったんです。だからやっているときから、もっとこうしたかった!と思っていたくらいで……。でもそこから、こうやって新たな楽曲も増えて、アルバムの表現の仕方も進化していると思ったので、前回できなかったことをやるというよりは、今やりたいと思っていることをその場で表現するんだ!みたいなイメージでライブができたらいいなと思っています。
――そういう意味では1stアルバムを聴いた状態で来てくれるのも嬉しいですよね。
そうなんですよ。やっと皆さんが知っている曲を披露できるというアーティスト本来の喜びを噛み締めつつライブができるかなって思います。と言いつつ、シングルは発売前なんですけど(笑)。でも、今回は生バンドがいて、ひとりじゃないので心強いんです。誰かと一緒にライブを作り上げるのは新たな楽しみなので、今はワクワクしています。
――最後に、2ndライブに向けてのメッセージをお願いします。
生バンドによるライブなので、今まで聴いていた曲も一味違うものになると思います。想像しているものとちょっと違う楽しみ方ができると思うので、予習はしていただきつつ、その場の空気を全力で楽しんでください!