空砲|世界の果て
レスコミュニケーションの現代、空っぽの銃を撃ち続けているかのような錯覚に陥りながらも、それでも"言葉"を撃ち続ける。たった一度だけでも何かを射抜くことができるかもしれないという願いにも似た、血の出るような直向きさ。その切実な想いを疾走感溢れるエモーショナルなバンド・サウンドに仕上げ、待望の音源化。
そして古明地洋哉の音楽に多大な影響を与えたHEATWAVEとの"夢"のコラボレーションにより紡ぎ出された「世界の果て」。キャスターとタンバリンという主人公の恋の逃避行を描いた鳴りやまないロックンロール・ファンタジーは"世界の果て"を目指しながら、その旅はいつしか"ここではないどこか"を探す逃避行ではなくなる。自己の内面と"世界"との壁を、常に見つめてきた古明地洋哉が、今歌うのは"壁の向こう側"。古明地洋哉の新たな旅の"始まり"がここにある。