宮田大ラフマニノフ:チェロ・ソナタ〔UHQCD〕

DISCOGRAPHY ディスコグラフィ

宮田大

ラフマニノフ:チェロ・ソナタ〔UHQCD〕

[ALBUM] 2022/10/19発売

ラフマニノフ:チェロ・ソナタ〔UHQCD〕

COCQ-85594 ¥3,300 (税抜価格 ¥3,000)

※高音質CD「UHQCD」採用

1-4.ラフマニノフ:チェロ・ソナタ ト短調 Op.19
5.カプースチン:ニアリー・ワルツ Op.98
6.カプースチン:エレジー Op.96
7.カプースチン:ブルレスク Op.97
8.ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43より 第18変奏 (ジュリアン・ジェルネ/宮田大 編)

演奏:
宮田大(チェロ)
ジュリアン・ジェルネ(ピアノ)

録音:
2022年4月19-21日 ハイスタッフホール(観音寺市民会館)【香川県】

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その音の深さとやさしさは聴くものの心を震わせる——宮田大が圧倒的スケールで描く傑作ソナタ
盟友と共に奏でる、憂愁と希望の旋律


名実ともに日本を代表するチェリストの宮田大。日本人として初めてロストロポーヴィチ国際コンクールで優勝し、昨年はヨーロッパのクラシック界における権威のある賞の一つ、OPUS KLASSIK賞(2021)を受賞するなど国際的な評価を高めており、各地での公演は完売が相次いでいる。
待望の新作アルバムでは、宮田大自身も「最も好きなチェロソナタ」と語る、ラフマニノフのチェロ・ソナタを収録。10年来、宮田大が共演を重ね、信頼を寄せるピアニスト、ジュリアン・ジェルネを共演者に迎え、チェロ随一の名曲を圧倒的なアンサンブルで収録している。また、カップリングには同じくラフマニノフの《パガニーニの主題による狂詩曲》から第18変奏、そしてカプースチンの作品も収録。
私にとって多くの思い出があり、1番愛するチェロソナタである、ラフマニノフのチェロ・ソナタを収録しました。毎回演奏する度に涙が溢れる曲です。この作品には、まるで、凍える寒さの中、「孤独」に耐えている時に、マッチ残り1本を擦り小さな炎が現れ、その小さな炎でも「心から暖かい、嬉しい、幸せ」と感じる気持ちが表れているように感じています。美しいメロディの中に哀愁さが見え隠れする、唯一無二の魅力を持つ名曲です。また、ジャズピアニストでもあったカプースチンが作曲したチェロとピアノのオリジナル作品も取り上げています。
11月には、私が長年信頼を寄せる最高のピアニスト、ジュリアンさんと久々にツアーを開催します。アルバムの楽曲を生演奏でお楽しみ頂ける機会ですので、是非会場に聴きにいらして下さい!
宮田大
久々の宮田大さんとの演奏、そして日本のみなさんにお会いできることを、大変感慨深く感じています。コロナ禍を経て再び宮田大さんとの共演が実現したこのアルバムは、私たち二人にとって大事なプロジェクトであり、ツアーでみなさんに披露できることが楽しみです。
プログラムには、ロシアロマン派の名作に加えて、ジャズの影響を受けた音楽を取り上げおり、幅広い演奏スタイルや、多彩な表現を感じて頂けると思います。ラフマニノフとカプースチンは、どちらも偉大なピアニストであり、ピアニストにも多くのものを求められますが、それゆえにとても演奏がエキサイティングな楽曲であり、レコーディングは楽しさと喜びにあふれたものでした。レコーディングチームのみなさんの厚いサポートに感謝しています。
この困難な時代において、いかに私たちにとって音楽が大切な存在か、ということを実感しています。日本のみなさんと会場でお会いし、素晴らしい瞬間を共に分かち合えることを心待ちにしています。
ジュリアン・ジェルネ

ジュリアン・ジェルネ(ピアノ) Julien Gernay, piano

Julien Gernay
©Paul Montag
ベルギーのナミュール生まれ。幼少より音楽を学び、ニース音楽院でピアノとバイオリンで一等賞を獲得。その後、パリ国立高等音楽院で、ミシェル・ベロフ、クリスチャン・イヴァルディ、ジャン=クロード・ペネティエ、ダリア・ホヴォラの下でピアノを学び、高等教育学位を取得。ピアノ及び室内楽で一等賞を獲得し、また、ドミトリー・バシュキロフ、ジャン=クロード・ペネティエ、メナヘム・プレスラー、ヤーノシュ・シュタルケルとも共演。
2007年エリザベート王妃国際音楽コンクールではセミファイナリストに選出される。2003年リスボン国際ピアノ・コンクールでヴァンドーム賞を受賞。2001年フランス財団よりドルエ・ブルジョワ賞とタラツィ賞を授与。フランスのポピュレール銀行グループ(ナティクシス財団)及びシンガー・ポリニャック財団の受賞者でもある。
ラ・ロック=ダンテロン国際ピアノ音楽祭、ラ・ヴェゼール音楽祭、マントン音楽祭、エンペリ音楽祭、ペリゴール・ノワール音楽祭、エビアン国際音楽祭、モンペリエ音楽祭、ヴィッセンブール音楽祭、ゴルフェ音楽祭など、フランスの数多くの音楽祭に出演。
ピアニスト及びヴァイオリニストとしての、双方の自身の音楽経験により、室内楽の伴奏者及び共演者としての需要も非常に高い。
宮田大とは2009年以来、10年に渡って共演を重ねている。また、ネマニャ・ラドゥロヴィッチ、ローラン・ピドゥー、オリヴィエ・シャルリエ、ジェラール・プレ、アンリ・ドゥマルケット、モディリアーニ弦楽四重奏団、エベーヌ弦楽四重奏団、ヴォーチェ弦楽四重奏団、そして最近ではツェムリンスキー弦楽四重奏団やシマノフスキ四重奏団、オリガン奏者オリヴィエ・ラトリー、トランペット奏者のロマン・ルルーとも共演している。
最新ソロアルバム「VINOPHONY」は、ワインの試飲の際に感じる共通の感情にインスパイアされたレパートリーで構成され、クラルテ・レコーズよりリリースされた。
https://www.vinophony.com/
■高音質CD「UHQCD」

UHQCD