1.三番叟(さんばそう)
義太夫三味線:鶴澤清治、鶴澤清介
2.天変期止嵐后晴(てんぺすとあらしのちはれ)
義太夫三味線:鶴澤清治、鶴澤清介 他
3.狐火(きつねび)
義太夫三味線:鶴澤清治、鶴澤清介
4.逆櫓(さかろ)
義太夫三味線:鶴澤清治
5.柳(やなぎ)
編曲:鶴澤清治
義太夫三味線(本手):鶴澤清治 (替手):竹澤宗助 他
6.道行(みちゆき)
義太夫三味線:鶴澤清治、鶴澤清介
7.雪(ゆき)
義太夫三味線:鶴澤清治 (胡弓):鶴澤清二郎
8.猿回(さるまわし)
義太夫三味線:鶴澤清治
9.めりやす
義太夫三味線:鶴澤清治、鶴澤清介
10.野崎(のざき)
義太夫三味線:鶴澤清治、鶴澤清介 他
11.四季 (しき)
義太夫三味線:鶴澤清治、鶴澤清介 他
12.太棹(ふとざお)のためのコンポジション
作曲:杵屋正邦
義太夫三味線:鶴澤清治、鶴澤清介
13.大蛇退治(おろちたいじ)
作曲:不詳
義太夫三味線:鶴澤清治、鶴澤清介 他
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鶴澤清治(つるざわ せいじ)(人間国宝・日本芸術院会員)
これらの曲をはじめとして演奏会や地歌舞、上方舞、座敷舞、京舞として祇園、北七軒などにて舞をも鑑賞することができる。三味線の合方、手事、道行の前弾きなど「野崎」の連れ引き道行等を文楽三味線で表現した三味線音楽集といえる。義太夫三味線のパワーあふれる音と魂をゆさぶる「一撥入魂」の技で生きる魂で弾く世界を聴いてほしい。
義太夫…
“義太夫節”は17世紀後半、初代竹本義太夫が大阪竹本座を興し人形操りと結びつき発展した。(現在の「文楽」のはじめ) また“義太夫節”は語る太夫と伴奏の太棹三味線伴奏と近松門左衛門を座付作者に迎えたことも大変大きく、その幅広い曲節独自の芸風努力が実って新しい義太夫節と人形と結びつき、演劇的性格を加味していったといわれ現代まで伝承されている。やがて「浄瑠璃」というと「義太夫節」をいうようにもなった。
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