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1979年に結成された。その前年に亡くなったレナード・ファザーノ指揮のローマ合奏団を母体としている。当初ローマ合奏団の8人に新メンバーが加わる形でスタート、メンバーにはミラノ・スカラ座やイタリア有数のオーケストラの首席奏者、さらにイタリア各地の音楽院教授が名を連ねている。ファザーノの伝統を継承するため新しい指揮者を置かずに活動、自発性に溢れた明朗な表現と輝かしい音色でバロック音楽の演奏には欠かせない存在。
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1949年生まれ。桐朋学園大学を卒業後、ブリュッセルにてトラヴェルソをバルトルド・クイケンに師事。ブルージェ国際音楽コンクールのトラヴェルソ部門で第1位となる。77年デン・ハーグ王立音楽院を最高栄誉賞つきソリスト・ディプロマを得て卒業。ブリュッヘン指揮の18世紀オーケストラ、ピノック指揮のイングリッシュ・コンサートのソリストとして招かれるなど世界的に評価されるフラウト・トラヴェルソの第一人者。85年の『ドイツ・バロックのフルート音楽』で文化庁芸術作品賞とレコード・アカデミー賞2部門を受賞。90年サントリー音楽賞受賞。93年のテレマン『パリ四重奏曲集』のCDで再び文化庁芸術作品賞を受賞。
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チェコの生んだヴァイオリンの巨匠として世界的な活躍を続けている名手。バロックから現代にいたる幅広いレパートリーを携えており、ソリストとしての活動の他にスーク・トリオの一員として室内楽にも勢力的に取り組んでいる。メジャー・レーベルにも多数の名録音を残しているが、とくにチェコのスプラフォンに行なった数々の名盤でおなじみ。
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チューリヒ音楽院、パリ音楽院にて学ぶ。ジュネーヴ国際音楽コンクールで優勝。ベルリン・フィルの首席フルート奏者として活躍の後、ソロ・室内楽の分野で国際的に活躍。膨大なレパートリーをもつ現代最高のフルート奏者としてたいへんに有名な存在であるが、とくにそのバッハ演奏は決定的な評価を得ている。
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1933年シュトゥットガルト生まれ。シュトゥットガルト音楽大学とローマ・サンタチェチーリア音楽院で学んだ後、ゲッヒンゲン聖歌隊、シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム合奏団を創設した。81年にはシュトゥットガルト国際バッハ・アカデミーを設立、世界各地でアカデミーを開いている。バッハおよび宗教音楽の世界的権威としてオルガン演奏、指揮活動を行なっている。
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