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いまドキッ女子クラ部! Vol.3 日下紗矢子(くさかさやこ)
女子クラ部がおススメする期待のクラシックアーティスト連載
第3回はヴァイオリニスト・日下紗矢子(くさかさやこ)さんです。
日下紗矢子(くさかさやこ)

1・音楽をはじめたきっかけはなんですか?

姉がピアノを習っていたので、姉妹で一緒に演奏できたらと、母がヴァイオリンを私に与えてくれました。

ちなみに、先にピアノを習っていたお姉さんというのは、日下知奈さん。先日の朝日カルチャーセンター「クラシックソムリエ入門」日下さん登場の回でも、紗矢子さんのピアノ伴奏を務めていただきました。


ヴァイオリンを30年弾き続けていますが、一番好きな楽器はピアノです。

ええ〜、そんな。。。というびっくり回答。「今まで他の楽器に替わりたいと思ったことはないのですか」、という質問に対するご返答です。
「それは、ないです。でも、ピアノ音楽が一番好き」とのこと。



2・よく聴く音楽はなんですか?(クラシックに問わずでかまいません)


シューベルトのピアノ・ソナタ。ブラームスのピアノ曲。シューマンの交響曲。

そんなわけで、好きな曲にはピアノ曲が並びました。なかなかシブいですね!
しかもシューマンの交響曲というのは、けっこうマニアック。新年度以降、日本でもコンマスとして腕を振るう日が楽しみですね。
読響さん、宜しくお願いします!


3・お休みの日は何をしてますか?

小学生の娘とお菓子作り(得意なのはガトー・ショコラです。)

ここで、隣に座っていたマネージャーさんから「えっっ、そんなこと初めて聞いた!」との声があがりました。「お菓子くらい作れますよ〜」と日下さん。朝日カルチャーセンターでは、この得意料理「ガトー・ショコラ」の名前が出てこずに四苦八苦。
「ドイツでは、知人のお宅によばれると、みんなケーキやお料理を持ち寄るのですね。それでお菓子作りをするようになりました」とのこと。娘さんの誕生日には、イチゴのショートケーキを作るのだとか。ご自身も小さい頃には、必ずお母様にショートケーキを作ってもらっていたので、誕生日にはショートケーキがないと落ち着かない。だけど、ドイツにはイチゴの乗っかっているショートケーキが売っていないんです!(と、日下さん力説。)なので自分で作っています、とのこと。
アメリカ留学時代に生れた、娘のハンナちゃん。教育ママに鍛えられながらピアノの練習をしていますよ。



4・今作の中で、女子にオススメの1曲を教えてください!

シャコンヌです。

今回のアルバム「リターン・トゥ・バッハ」には、ヴァイオリンのソロによる「シャコンヌ」、ピアノ伴奏を伴った「ソナタ」、そして日下さん自らがリーダーを務めているベルリン・コンツェルトハウス室内オーケストラとの「ヴァイオリン協奏曲」が収録されています。いずれもバッハの作品で、このほかにも有名曲「アリオーソ」、「G線上のアリア」などをピアノと一緒に演奏しています。コダーイ編曲によるヴァイオリンとピアノのための「プレリュード」という超レア曲も!これは世界初収録ではないかしら。


※オススメ曲はこちらから試聴できます


5・サイトをご覧の皆さんへ一言お願いします!

年を重ねるにつれて人は色んな思いを経験していくと思います。その時々の気持ちにそった音楽を聴くことで、救われたり、元気になったり…
音楽が支えになる時が必ずあると私は思います。ですので、クラシックになじみのない方達も何かのきっかけでクラシックのCDを手に取ったり、又はコンサートを聴きにいかれることで、これまでと少し違う世界を経験することができるのではと思います。
皆さん、一度クラシック音楽をぜひ聴いてみて下さい 。
プロフィール

日下紗矢子 (くさかさやこ)

兵庫県出身。東京藝術大学附属音楽高等学校を経て2001年同大学を首席で卒業。
米・南メソディスト大学に留学、同大学院アーティストコース卒業。
2006年より文化庁派遣芸術家在外研修員としてフライブルク音楽大学に留学、R.クスマウル氏のもとで研鑽を積む。
田渕洋子、浦川宜也、清水高師、E.シュミーダーの各氏に師事。1995年イフラ・ニーマン国際コンクール第1位。
2000年パガニーニ国際コンクール第2位。
同年、日本音楽コンクール第1位、併せて増沢賞、レウカディア賞、鷲見賞、黒柳賞受賞。同年、シベリウス国際コンクール第3位。
2002年ロドルフォ・リピツァー国際コンクール第1位。1997年青山音楽賞、2009年第19回出光音楽賞ほか受賞歴多数。
読売日響、新日本フィル、東京交響楽団、日本フィル、東京フィル、大阪センチュリー(現・日本センチュリー)交響楽団、京都市交響楽団、関西フィル、オストロボスニア室内管弦楽団、クレメラータ・バルティカ等と共演。ロッケンハウス音楽祭、ダボス音楽祭ほか音楽祭へも多数招かれている。
2008年ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団第1コンサートマスター就任。同年CD「Sayako Kusaka Solo Violin」(HERB-011)リリース。
2009年には日下紗矢子をリーダーとする「ベルリン・コンツェルトハウス室内オーケストラ」が設立される。
2013年4月より読売日本交響楽団コンサートマスターに就任し、日独両オーケストラのコンサートマスターを兼務する。
同年7月には日下紗矢子率いる「ベルリン・コンツェルトハウス室内オーケストラ」初来日ツアーも予定されており、オーケストラ、室内楽、ソロと活発な活動を展開している。ベルリン在住。

2013年3月 デビューアルバム『リターン・トゥ・バッハ』リリース。

オフィシャルブログ http://sayakomomo.exblog.jp/
NEWS

『RETURN TO BACH』リリース記念 ヴァイオリン・リサイタルに、10名様をご招待致します。

【開催日時】2013年03月11日(月) 開演19:00 / 【会場】東京都・浜離宮朝日ホール

★詳細は下記サイトへ ※ご応募締切:2月26日(火)23:59
http://columbia.jp/kusakasayako/info.html
NEW ALBUM
日下紗矢子
『リターン・トゥ・バッハ』
2013年3月6日発売 COCQ-84998 ¥2,940(税込)
楽曲試聴はこちら>>>

第1回 1966カルテット 2012/11/15掲載
第2回 長富彩(ピアノ) 2013/01/15掲載
第3回 日下紗矢子(ヴァイオリン) 2013/02/15掲載
第4回 幸田浩子(ソプラノ) 2013/04/15掲載