最近、デパ地下や駅ナカのお店を見て思うこと。
「お菓子のパッケージがかわいい!」
昔からお菓子のパッケージとイラストレーションの親和性は高いと言えますが、KIGIの渡邉良重さんによる「AUDREY」や、イラストレーターの北澤平祐さんとアートディレクターの河西達也さんが手がける「フランセ」のパッケージを皮切りに、ここ数年、お菓子のパッケージ界隈が非常に賑わっているように思うのです。デパ地下を歩いていても、「あ、〇〇さんが描いているパッケージだ」「こちらは△△さんが描いたボックス」と、あちらでもこちらでも好きなイラストレーターさんが描かれた絵が使われていて、つい購入したくなってしまいます(そして実際に購入してしまうのです)。
かわいいパッケージのお菓子は、自宅用にはもちろん、手土産にもとても喜んでもらえるので、娘のお友達の家に行く際や、友人や知人と会う際に重宝しています。この時期はクリスマス限定パッケージも多いので、選ぶのもより楽しいですよね。
今回は、私がここ数年で特に気に入っているパッケージを4つご紹介します。
(1)RURU MERY'S「ショコラサブレ」
グラフィックデザイナーの川上恵莉子さんがアートディレクションを務める「RURU MARY’S」。引越し前に住んでいた家の近所に実店舗があり、そこでひと目惚れして以来、手土産にしたり、息子の内祝いにしたりと、愛用していました。先日、よく通っていた実店舗が閉店してしまったので、現在はオンラインショップで購入しています。
(2)Fairycake Fair「神様のいたずら ネコクッキー缶」
ネコ好きの友人や、娘のお友達への手土産にはこちら。イラストレーターの前田ひさえさんが描くネコたちがかわいいネコクッキー缶(15枚入り)です。こちらはパッケージだけでなく、中のクッキーにも注目。ネコの顔型クッキーなのです。通常缶(白い缶)を初めて娘に買ってあげた時には、かわいいパッケージの中からネコの顔型クッキーが出てきて大喜び。写真にある星型のクッキーは、クリスマス缶(赤い缶)限定です。「Fairycake Fair」の商品のレシピはすべて、菓子研究家のいがらしろみさん監修とのことで、お味も間違いなし。わが家は東京駅構内にある実店舗で購入しています。
(3)POMOLOGY「クッキーボックス」
リアルで繊細な描写の中にもあたたかみを感じるイラストレーションは、世界的ビッグメゾンとのお仕事も記憶に新しい、イラストレーターの三宅留人さんによるもの。品のよさが漂うクッキー缶は、友人や仕事関係の方への手土産にぴったり。付属の紙袋も素敵です。伊勢丹新宿店の地下1階に行くと、ついお店の前で足を止めて眺めてしまいます。
(4)DEAN&DELUCA「パズルチョコレートボックス」
冬季限定で登場するこちらは、私も子どもたちも大好きなtupera tuperaのおふたりが手がけたもの。ボックスは4種類で、tupera tuperaさんの絵が全面にあしらわれています。中のチョコレートも、サンタクロースや兵隊など、ボックスごとに形や銀紙の絵柄が違っていてかわいいのです(銀紙の絵はtupera tuperaさんのものではありません)。わが家ではバラで購入してちょっとした手土産にしたり、何かと合わせて贈ったりすることが多いのですが、ギフトボックスセットも素敵です。
選ぶ楽しさも、贈る喜びもあるお菓子のパッケージ。手土産にするなら、心躍るかわいいパッケージを選んではいかがでしょうか?
平岩茉侑佳
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