この春、娘は入学、息子は入園ということで、入学・入園準備に仕事にとバタバタの春休みを過ごしていたわが家ですが、3月には、幼稚園が一緒だった仲良しファミリーと一緒に那須へ卒園旅行に行ってきました。
那須と言えば、遊園地やサファリパーク、ロープウェイ、人気のカフェ、老舗のパン屋など、いろんな観光スポットがあるので、私たちもいくつか巡ることに。なかでも「GOOD NEWS」と「那須千本松牧場」を子どもたちが気に入っていたので、ご紹介したいと思います。
「GOOD NEWS」は、NEIGHBORSとDAIRYの2エリアに分かれている複合施設で、“大きな食卓”をコンセプトに、ファクトリーや飲食店、コーヒーロースター、マルシェ、アウトドアショップなどいろんなお店が連なっていました。
DAIRYには那須土産として人気の「バターのいとこ」のカフェもあり、ここでしか味わえないメニューもいただけます。そこで子どもたちといただいたのは、「ふふふドーナツ」。あたたかいドーナツの上にアイスと生クリーム、オリーブオイル、岩塩がのっていて、あたたかさと冷たさ、ほどよい甘さとほんのりとしたしょっぱさが口の中に広がり、おいしかったです。
「GOOD NEWS」は森の一部に拠点を構えていることもあって、NEIGHBORSには小川や散歩道、ちょっとした遊びスペースもありました。子どもたちはこのスペースに大はまり。小川に小枝を流したり、太い蔓にぶら下がってみたり、丸太の上で“どんじゃんけんぽん”をしたり。自然さえあれば、遊具がなくとも子どもたちは楽しいんだなあと実感した滞在でもありました。
「那須千本松牧場」は、東京ドーム178個分の広さを誇る牧場。1日約8トンの生乳を生産しているそうで、那須のスーパーの牛乳コーナーにも千本松牧場牛乳が並んでいました。栃木の方にはなじみ深い存在のようです。
ここで子どもたちが楽しんでいたのが、どうぶつふれあい広場と乗馬。動物用のエサを購入してモルモットやうさぎ、ヤギ、羊、牛にごはんをあげたり、もとは競走馬だったという大きな馬に乗って園内を回ったりして、動物と過ごす時間を満喫していました。
ほかにも、千本松牧場のオリジナル商品や那須土産を購入できる売店、搾りたて生乳で作ったソフトクリーム、レストラン、ロードトレイン、サイクリング、手作り体験など、盛りだくさんだった千本松牧場。これで入場料・駐車料金が無料というから驚きです(アクティビティごとに料金を支払うシステムです)。素朴な雰囲気のいい牧場だったので、那須を訪れた際にはまた遊びにいきたいと思いました。
「GOOD NEWS」は昨年、「那須千本松牧場」は1893年からある施設ですが、新しい那須と歴史ある那須、両方味わうことができてよかったです。那須にお出かけの際は、候補に入れてみはいかがでしょうか。
平岩茉侑佳
<<<vol.32 | 特集TOPページ | vol.34>>> |