9月に入った途端、秋の空気に変わった気がしているのは私だけでしょうか。まだまだ暑い日もありますが、朝や夕方などは気持ちのいい風が肌をなでていくので、「ああ、暑い夏が終わって、秋がやってきたんだな~」と、うれしくなっています。
しかし、夏が去っていくことに少しだけさみしさを感じているのも正直なところ。毎日本当に暑かったし、子どもたちの夏休みが長くて大変な思いもしましたが、子どもたちと行ったプールやお祭り、楽しかったなあと、過ぎた夏を思い返してしみじみしています。
夏の余韻にもう少しだけ浸りたいので、今回は夏休みに行った箱根旅行の話をさせてください。
実は数ヵ月前、娘がビンゴで旅行券を当てまして。「パパとママと弟と、おばあちゃんとじいじで旅行に行きたい!」と言うので、夏休みに箱根に行ってきました。1泊2食付き、檜の露天風呂付き客室を2部屋分当ててくれた娘。なかなかの強運の持ち主のようです。
泊まったのは、共立リゾート系列の温泉旅館。今回初めて泊まりましたが、子どもも大人もうれしいサービスがいろいろあって、満足度が高かったです。例えば、私たちが泊まった旅館では下記のようなサービスが受けられました。
●和菓子
チェックイン後、10種類ほどのなかからひとり3種類の和菓子を選ぶことができました。部屋にお茶請けが用意されている旅館も多いですが、好きなものを自分で選べるのもうれしいですね。
●コーヒー、紅茶
早朝から夜まで利用できるコーヒーマシンと紅茶が常設されていました。チェックイン後に一杯、夕食のあとに一杯と、好きな時にたびたびいただくことができたのでよかったです。
●アイスキャンディ、乳酸菌飲料
大浴場近くに、アイスキャンディと乳酸菌飲料をいただけるコーナーを発見。わが子たちはアイスキャンディと乳酸菌飲料が大好きなので、泊まった旅館のことを「アイスがもらえる温泉」と呼ぶほど気に入っていました。
●夜鳴きそば
22:00からは夜鳴きそばのサービスもありました。子どもたちは寝てしまっていたので、交代で食べに行くことに。就寝前の胃にうれしい、出汁の効いたあっさりとした味付けのラーメンで、ちょうどよかったです。
ほかにも、豊富な浴衣のなかから好きな柄を選べたり、夜にはロビーでスーパーボールすくいや射的などのお祭りが開催されたり(夏季限定)。
上記はすべて私たちが今回泊まった旅館のサービスですが、同系列の宿泊施設でも同じようなサービスが受けられるようです。また旅行する際は、共立リゾート系列の宿泊施設を選ぶのもいいなと思うほど、サービスが充実していました。
翌日は「箱根 彫刻の森美術館」へ。子どもたちも私も大好きなtupera tuperaさんによる「tupera tupera+遠藤幹子 しつもんパーク」が開催されていたので行ってきました。
「しつもんパーク」は、『しつもんブック100』(青山出版/tupera tupera 作)をベースにした“しつもん”に答えながら、「箱根 彫刻の森美術館」をめぐる参加型展覧会。美術館内のいろんなところにしつもんパネルが設置されているので、常設作品としつもんを同時に楽しむことができてよかったです。アートホールには、『しつもんブック100』などの原画展や絵本コーナー、子どもが楽しめる体験型アート作品も出現。このエリアを子どもたちがいたく気に入り、ここだけで2時間は滞在することとなったのでした。
最後にミュージアムショップに立ち寄った私たち。娘がお土産に選んだのは、「tupera tupera × つよいこグラス」のセットでした。絵本『しろくまのパンツ』と『ねずみさんのパンツ』(ともにブロンズ新社)をモチーフにしたグラスで、パッケージには絵本と同じくパンツのスリーブがついています。グラスにドリンクを注ぐと、パンツがドリンク色になるというしかけもかわいい! しろくまさんには牛乳、ねずみさんにはオレンジジュースを注いだら完璧ですね。しろくまさんのグラスは娘、ねずみさんのグラスは弟が使っています。
1泊2日の箱根旅行、家族みんなで存分に楽しめました。「tupera tupera+遠藤幹子 しつもんパーク」は2024年3月31日まで開催しているので、秋冬のお出かけを計画中の方には、箱根の温泉旅館+箱根 彫刻の森美術館プランをおすすめしたいと思います。
平岩茉侑佳
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