娘の運動会の振替休日に、川崎市にある「藤子・F・不二雄ミュージアム」に行ってきました。「藤子・F・不二雄ミュージアム」は、藤子・F・不二雄の作品世界やメッセージを原画などを通して感じることができる施設。コロムビアキッズのFacebookでわが子たちの“ドラえもんネタ”をたびたび投稿している通り、子どもたちは『ドラえもん』が大好きなので、行ってみようということになりました。
事前に予約していた時間に施設に到着し、エントランスを抜けて最初に足を踏み入れた展示室Iには、『ドラえもん』の貴重な原画や当時の掲載誌などがずらり。1970年の誕生から現在に至るまでの『ドラえもん』の歩みがぎゅっと凝縮して紹介されていました。
なかでも子どもたちが熱心に眺めていたのが、ホログラムのドラえもんたちが真っ白な紙の上で漫画制作の工程をレクチャーしてくれるコーナー。「漫画ってこんなふうにできているんだ」と詳しく&わかりやすく学ぶことができる内容だったので、漫画制作に興味のあるお子さんは特に一見の価値があると思います。
ほかにも、ほかの作品の原画を展示している展示室や、藤子・F・不二雄の漫画が読める「まんがコーナー」、ミュージアムオリジナルの短編映像を観ることができる「Fシアター」、のび太くんの家のジオラマやガシャポンが楽しめる「みんなのへや」、キャラクターを模したメニューがいただける「ミュージアムカフェ」など、見どころ満載の同施設ですが、子どもたちが特に楽しんでいたのが3階の屋上スペース「はらっぱ」でした。
*本物そっくりの「どこでもドア」に、私も気分が高まります
「はらっぱ」には、『ドラえもん』のひみつ道具「どこでもドア」や、空き地の土管、映画「のび太の恐竜」に登場するピー助、そしてドラえもんやドラミちゃん、『キテレツ大百科』のコロ助などがそこかしこに。やはり、本物さながらのひみつ道具やキャラクターと触れ合えるのは嬉しいですよね。子どもたちは「どこでもドア」をくぐってみたり、土管に入ったり、ドラえもんに抱きついたりして「はらっぱ」を満喫していました。
*「タケコプターヘアバンド」をつけ、ドラえもんたちになりきって何度もジャンプする娘
「はらっぱ」と同じフロアにあるギフトコーナー「藤子屋」では、子どもたちの希望でひみつ道具「タケコプター」をイメージした「タケコプターヘアバンド」と、「アンキパン」をイメージしたシュガーラスク「アンキパンラスク」を購入。宿題の計算ドリルをやりながら「あ~あ、アンキパンがあればいいのに~」と日頃からつぶやいている娘にとって、これほどうれしいお土産はありません。後日、ドラえもん好きの友人たちにもおすそ分けして喜ばれていました。
1階のミュージアムショップにも、ジャイアンとおそろいのTシャツや原画風のポストカード、ぬいぐるみなど、自宅に連れて帰りたくなる商品がたくさん。『ドラえもん』好きの方はもちろん、絵や漫画を見たり描いたりすることが好きな方も楽しめる施設だと思いますので、秋のお出かけ候補に入れてみてはいかがでしょうか。
*娘は「アンキパンラスク」を食べたあと「計算がすらすらできる気がする!」と言っていましたが、果たして……?
平岩茉侑佳
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