11月は全国の小学校で「就学時健康診断」が行われます。10月頃、来年度入学予定の子どもがいる各家庭に通知が郵送されます。視力・聴力、歯科、内科健診など、学校で授業を受ける際に困ることはないかを確認するもので、子どもが入学する予定の小学校が会場となります。(※私立に入学する場合は要確認)来年小学校へ入学する次女も、先日この健診を受けてきました。
この「就学時健康診断」は、学校によって日時が違うので注意が必要です。基本的に平日に行われるので、働いている保護者の方にとってはなかなか頭が痛いもの。本当は4月の時点で年間スケジュールとして学校が組み込んでいるはずですので、前もって日にちが知りたい方は、小学校にお姉ちゃんお兄ちゃんが通っている知り合いがいたら聞いておくとよいと思います。
日時だけ確認しておいて当日「あ、やっていなかった!」と慌てる人が多いのが、“耳の聴こえ”“目の見え方”を家庭で確認してくることです。当日に検査はするものの、家でもチェックをしてくることで二重のチェックになります。もし近視や遠視がある場合は、黒板が見えない可能性があるので入学前にメガネを用意しなければなりません。耳の場合も同様です。その他、予防接種の接種状況などを確認するために、事前に記入する用紙もあります。前日までに済ませておくと安心です。そして特に保育園ママが忘れやすいものナンバーワンが“上履き”です。幼稚園に通うお子さんは毎日履いているおなじみのものですが、保育園は“はだし”が基本なので、そもそも持っていない場合が多いもの。この機会に0.5cmほど大きいサイズの上履きを買っておくのも手かもしれません。ちなみに私は長女が学童に置きっぱなしにしてほとんど履かずに終わった上履きを引っ張り出してきました(まだブカブカですが)。
初めて就学するお子さんをお持ちの方は、この「就学時健康診断」で初めて小学校に入るという方が多いです。まず家から学校まで歩いてどのぐらいかかるか、危ない箇所はないかを確認しながら一緒に歩いてみることをおすすめします。また、学校がいったいどんな場所か、どんな様子か確認できるよい機会です。これを機に「小学生になるんだ!」という気持ちを親子で盛り上げて、楽しみな気持ちになるといいですね。
なんて助言を書いていますが健診に行った結果、次女の学校生活が心配になってきました。二人目ということで、これまで何も心配せずに来たのですが、案外できないことがあるのだとこの機会で浮き彫りになりました。面談で「お名前は?」と聞かれ「本田◯◯◯です」と答えたはいいものの、その後は机に突っ伏してしまいました(人見知りが激しい…)。「学校でどんなことしたい?」と聞かれて、「…………」と沈黙。そして「………わかんない」と一言。待ち時間は指を吸うなど落ち着かない様子。恥ずかしがり屋だとはわかっていたのですが、いつもはしないようなことを次々と連発していて、恥ずかしいゆえに “本番に弱い”ことが分かりました。「何でもできる次女」で通っていたのに、途端に「何にもできない」になってしまい、これは知らない子ばかりの小学校でやっていけるのかと心配です。就学までもうあと少しですが、挨拶をすること(現状先生にしかしていないので、お友だちにも)、先生の話を聞くこと(保育園でやっているはずなのですが)、など少しずつ教えて行こうと思っています。またここで経過をレポートします!
本田 香
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