今月のはじめ、来年1年生になる次男ワタの小学校の見学に行ってきました!
ドイツでは、なんと小学校から新入生のためのオープンキャンパスの日があり、小学校の様子が見学可能です。
学校を見学し、その学校が気に入れば入学の申し込みを行います。
その後、親子面接&子供への簡単な試験を行い、12月に合格通知が来る、という流れ。
ドイツは8月入学なのに、学校の決定が随分と早いですよね。
見学先は、すでにアユも通っている同じ公立現地校。
雰囲気などはすでに知っているのでそこまでドキドキはしませんでしたが、
実は授業風景を見るのは初めて。
(*ドイツでは授業参観という行事がほぼないそうなのです。)
と、いうワケで、早速1年生の教室を覗いてみると。。。
まず驚いたのが、ところどころ机にある飲みかけのチョコミルク!(たまに買えるそうなのです)
てか、授業中なのに、飲んでる子までいる!!!!
どうやら国語(ドイツ語)の授業のようですが、くつろいだ様子で
マイペースに字の練習をしている子供達。
机もきっちり並んでいるわけではなく、コの字型の少し変形したような形で並んでおり、
楽しそうにワイワイ勉強しています。
日本の小学校のような緊張感が全く見られません!(笑)
ちなみに隣のクラスでは算数をしておりましたが、
みんなで輪になって座り、先生の質問に積極的に手を挙げる子供達。
しかし、姿勢はかなり思い思いの感じで(笑)。。。。とにかくラフなのです。
見ていて思ったのは、とにかく家庭のようなリラックスした感覚で授業を受けているなあ、ということと、
ノートを使った板書重視の授業でないということ。
長男の授業でも、森に1日行く日があったり、体育とは別に、スケートに1日行く日があったりと
とにかく机上で勉強しない日が日本に比べて格段に多い!
当初は「全然勉強してないじゃん!」と親子共に驚きの方が大きかったのですが、最近は慣れました(笑)。
そして、やはり驚くのは服装。
ドイツは移民が多く、公立学校はとにかくインンターナショナル。
私は中学時代、長い髪は結ぶ、リボンは禁止、など
ガチガチに固めらた校則の下で育っているので、当初はこれが一番驚きました。
長男がドイツの小学校に通い始めた頃は(心の中で)「欧米だ!!」と何度叫んだことか。。。(笑)
宗教問題も含め、個人を尊重するドイツらしいスタイルです。
これを見ると、、、ドイツの日本の校則は間違い探しレベル!
個人的には、前髪右に分けても左に分けても可愛いんだから、そんなことで他人の目を気にしなくても
いいのよ~、と日本の女子高生のみなさんに言いたい!(笑)
そんな日本に比べ、スクールライフがぐっと自由なドイツの子供たち。
5年生からは進路によってはいきなりハードになるドイツの教育制度ですが
小学校の4年間をこんなにのびのび過ごせて羨ましいなあと思います。
しかも、のびのび(いや、のんびり?)すぎる心配もよそに、ドイツの大学生は本当に優秀!
そう思うと日本ももっとのんびりでいいのでは?
でもゆとり教育も結局廃止してしまったわけだし。
(結局日本ではうまくいかなかったということなのでしょうか? 私は世代でないのでわからないのですがネガティブな面だけ報道されていて、さほどいいイメージを抱けないのも事実です。)
色々考えてしまいますね。
でも、日本のように厳しい校則を作って服装や行動をそこまで規制なくても
学校は荒れないもんなんだな、ということは実感しましたよ。
ではまた次回!
Tschuss!(「チュース」:バイバイ!)
高橋ユウ
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