実は事情がありまして、現在一時帰国をしています。
用事はたかだか数日で済むのに、コロナ禍のため到着日を0日とカウントして14日の隔離期間が設けられるため今回3週間も日本に滞在することに。。。
と、言うわけでコロナ禍の入国についての今回の経験やミニ情報などを書いてみようと思います。
まず、1月21日現在、ドイツから日本に入国する際には
1)出国前72時間以内に新型コロナウィルスに関する検査を受け、医療機関または検査期間から「陰性」を証明する検査証明書
2)誓約書(健康状態フォローアップや自宅等での14日間の待機、公共交通機関を使用しないなど14日間の隔離期間に関すること。)
3)厚生労働省のサイトにある「質問票Web」の内容にネット上で答える
4)入国カード(「検疫所よりお知らせ」健康カード)
を用意しなければなりません。このうち2)~4)は到着後でも可能ですが、陰性証明だけはフライトの前に必須です。
外務省がHPからダウンロードできるように用意している書類には「RT-PCR法検査」「LAMP法検査」「抗原定量検査」の3つが記載されていて、検査される項目にチェックできるようにしています。
で、今回知った事実。実は「抗原検査」には2種類あると言うこと。
日本の空港などで行われている検査が「抗原定量検査」と呼ばれるもので精度がかなり高いものとされておりどうやら日本ではこれが「抗原定量検査」と呼ばれているようです。(以前はPCR検査だったため結果が出るのに半日ほど待たないといけなかったのがこの抗原定量検査法ができたことで待ち時間がたった1~2時間に!これはありがたい!)。
*入国は長い道のりでした。コロナ検査やたくさんの書類チェック過程をこなし、(全部終えるのに2~3キロくらい歩いた気が)最後にここでコロナ検査の結果を待ちます。ここでOKが出たら無事に入国審査へいけます。
一方でドイツでは抗原検査とは「抗原定性検査」のことであり、Schnelltest(早いテスト)と呼ばれています。
いわゆる簡易テストな訳なのですが、一般的にドイツにはPCRテストと、このSchnelltestくらいしかなくがっつり調べたい場合はPCRを、簡易に調べたい場合はSchnelltestをする、と言う区分になっています。
抗原定量検査も物理的にはできるのでしょうが、PCRとSchnellテストの2つを使い分けれれば問題ない(必要ない)と判断しているのかと思います。
もちろん上記に載せたどの検査も世界的にメジャーなものではありますが、ドイツー日本間での抗原検査法による違いが大きく驚きました。コロナセンターに「そちらの抗原検査は定性ですか?それとも定量ですか?」と尋ねたら「はあ?抗原検査は抗原検査で…」でと言われる始末。
おかげで出国前はこうしたことを調べるだけでかなりバタバタしましたが、結果、適切なコロナ検査を医療機関で行い、陰性証明をゲットできたため無事に入国することができました。
このように、国を跨いでの作業、法律やルールというのは、毎度ながら本当に大変です。(当然ながらどっちの国も自分の国の普段行っていることが常識と思っているので、話がなかなか通じない感じ。)ドイツでは当たり前のことが日本では当たり前ではなく当然その反対も然り。はっきり言ってここは海外移住のかなりの壁です。
インターネットも普及して、世界は狭くなったとは思いますが、そこはまだまだですね。
*なんとEU外に出るチェックカウンター(ここの管轄は警察)でなんと「お父さんはOKか」と言うチェックが!ドイツでは夫婦間で子供を許可なく連れて行きその後連絡が取れなくなるという問題が多発しているとのことでそのチェックだったようです。結局ケータイで電話して事なきを得ましたが、これは日本ではあるのでしょうか?通常は専用の用紙があって承諾書に事前に一筆書けば問題ないとのことです。(ちなみにペンダブの「ペン」を忘れてしまい、手書きで失礼します。汗)
あとは時差が壁。インターネットやPC周辺のことが分からず夫に電話したら夜中だったりとか。。。(汗)
とは言え、久々の日本。制限された生活ではありますが、限られた中でできる限り楽しもうと思います。
それでは遅ればせながら今年もどうぞよろしくお願いいたします。
ではまた次回!Tschuss! (バイバイ!)
高橋ユウ
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