梅雨も明け、いよいよ夏休みがスタートしました!
約1ヶ月の夏休み!日本でも期間はたっぷりあるので、しっかり楽しめばドイツでの夏休み並みに楽しむことができます。
が、30日中20日は長男アユは今年は夏期講習。うちは次男ワタは受験を考えていないので行かないつもりですが、中学受験をする高学年のお子さんだと塾に行く子も多いことでしょう。は加えて子供たちは夏休みの宿題、読書感想文や自由研究など…はたまた部活に明け暮れる子もいるかも知れません。
って日本の子ども、夏休み全然休めないじゃん!!(汗)
そうなんです(涙)。日本の夏休みってなんか休めないんです。
でもまあ、なんとなく受け止められるのが日本の生活。しかし意外と日本の人たちにヨーロッパの長い夏休みを生活すると羨ましく思う反面、「そんなに長い時間ダラダラするのも飽きそう」「そこまで金銭的に余裕もないし、時間もなんかもったいない」と言われ、意外に周りから同意を得られません(涙)。
確かに日本にいるとその気持ちも分からなくありません。そこでなぜ、日本では夏休みがこんなに詰め込みでも、日本人に受け入れられるのか考えてみました。
1)気分転換できるプチ娯楽が日々転がっている
ドイツ生活と決定的に違うところは日々の娯楽があちらこちらに転がってるところでしょうか。日々の生活が忙しくても、安くて美味しい外食できるお店や、たくさんのアプリで読める漫画、本格コンビニスウィーツなどがいつも私たちにプチ幸せを与えてくれます。地方でもイオンなどのショッピングモールなどに行けば、娯楽にショッピングにグルメに家族で心を満たしてくれるのです。おそらく忙しい日本人のスタイルにあった娯楽なのでしょう。ただ、ちょこちょこと散財してしまうのはちょっとストレスですが…。
夏のドイツのプチ贅沢といえば安くて美味しいビールやワイン!ドイツでの夏の外で飲むお酒は本当に最高だった。。。蚊もいないし。
2)長い休みに慣れていない
日本ではあまり長期休暇を取らないので、いざ2~3週間何もしないでいいと言われるとどうすればいいのかアワアワしてしまう人も実は多いのかも知れません。
子どもが中学校からもらってくるお便りを読むと「夏休みこそ苦手な科目を克服するいい時期」「差がつく時期」などと書かれており、「長期休暇をぼんやり過ごしてしまうのはもったいない、学校がない時期こそ有意義に向上心を持って取り組むべきだ」という考えが大人になっても根付いてしまうのだと思われます。
3)バケーションのスタイルが違う
1箇所に長くとどまり、のんびり過ごすスタイルの欧米スタイルに比べて、日本人の旅行はかなり忙しい。これは上記の「せっかく大金はたいて旅行に行くのだから有意義にしたい」という向上心とせっかちさが関係していると思うのですが、確かにあのエネルギーと1日の旅の予算を考えると短期間になるのは当然でしょう。だから海外旅行でも数日~1週間あれば十分なのだと思います。一方欧米スタイルだと、コンドミニアムなどで自分たちで食事を作り、海辺でシートを広げて読書をしたり、自然の中をサイクリングするなどさほどお金がかからず過ごすことができます。
この旅スタイルの違いは画像で見てみても明らかです。
ちなみに日本人が大好きな「北欧」の場合、例えば「デンマーク 旅行」という日本語キーワードでGoogle画像検索をすると、カラフルで華やかで可愛い街並みが出てきました!
デンマークに可愛い街並み(や雑貨など)を求めていることがよくわかります。
一方ドイツ語で同じキーワードで画像検索をすると…
デンマーク、めっちゃ寂しそう!田舎!!!と思われる画像が続々と出てきました(笑)。
ドイツ人はデンマークに自然や安らぎを求めているんですね。
というわけで今年の夏はさほど遠出もできないため(まあ、コロナなのでむしろ諦めがついていいのですが)ちょこちょこと小さなことで夏休みを楽しもうと思います。
皆様も夏の暑さにどうぞ気をつけて素敵な夏休みをお過ごしくださいませ。
ではまた次回!
Schone Ferien! (シューネ フェリエン:素敵な休みを!)
高橋ユウ
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