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グートのモダン演出が《アリアドネ》の物語に新たな光をあてる
グートの演出は、現実の世界を描くプロローグと虚実入り乱れるオペラ《ナクソス島のアリアドネ》の世界を、「作曲家」の存在を軸に展開させ、説得力のある心理劇に仕上げました。マギー、モシュク、サッカ、ブリートらの主要キャストはいずれも適役、生き生きとした歌唱を聴かせます。巨匠ドホナーニの指揮のもと、芳香漂うシュトラウスの音楽を艶やかに奏でるオーケストラも見事。
2011年バイエルン国立歌劇場の来日公演でも予定されているこの演目(演出はロバート・カーセン)。
この機会に、いずれも世界のオペラ・シーンを席巻する二人の大人気演出家による《アリアドネ》をお楽しみください!
【演出のポイント!】
★ドイツ、フランクフルト出身の演出家、クラウス・グートは2003年バイロイト音楽祭《さまよえるオランダ人》、2005年フランクフルト歌劇場《仮面舞踏会》、2007年バイエルン国立歌劇場《ルイザ・ミラー》、ドレスデン国立歌劇場《ニュルンベルクのマイスタージンガー》、2010年ウィーン国立歌劇場《タンホイザー》など、欧州の主要歌劇場・音楽祭で演出を手がける、大人気の演出家。特に、2006年のモーツァルト生誕250年記念イヤーに制作されたザルツブルク音楽祭での《フィガロの結婚》は、オペラにおける人間関係をとことんまで読み込んだ衝撃作で、ネトレプコ、シェーファー、ダルカンジェロというオールスターキャストもあいまって、もはや事件と言っていいほどの一大センセーションを巻き起こしました。
★今作でも、グートは彼ならではの知的なアプローチを試みていますが、その他にも、プロローグでは、チューリヒ歌劇場総裁アレクサンダー・ペライラ本人が執事長を演じ、劇中劇《ナクソス島のアリアドネ》は、台本にある洞窟の前ではなく、チューリヒの観客にはおなじみの老舗レストラン「クローネンハレ」を模したセットで展開するなど、この劇場ならではの仕掛けも随所に施しています。歌手・役者たちの細かな動きにもご注目ください。
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