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インフォメーションクリスマスの定番バレエ「くるみ割り人形」に パリ・オペラ座バレエのバールが新演出
若きマラーホフが踊る王子は必見! 指揮はD.バレンボイム
数々のバージョンがあるクリスマスの定番バレエ「くるみ割り人形」。
パリ・オペラ座バレエ出身のパトリス・バールの演出版は、古典では台本化されなかった原作の幻想的なニュアンスを、あちこちに発見できる作品である。謎解きや深読みという空想で遊べる面白さも魅力といえる。一層謎めいたドロッセルマイヤー、過去を克服するマリー、くるみ割り人形にされた美しい王子、冒頭から怪しい不思議さにいつしか引き込まれていく。(冨澤ひろ江)
幼少時に盗賊にさらわれ母と生き別れた大公国の公女、主人公マリー(原作ではこの名前)。その後、記憶を失いシュタールバウム家の娘として過ごすが、母は氷の王宮に住むと信じていた。あるクリスマスの夜、ドロッセルマイヤーが贈ったくるみ割り人形を見て記憶がよみがえる。襲いくる盗賊を倒すと、くるみ割り人形は王子に変わった。3人は氷の王宮に旅立ちで母と再会するが…
マリーが記憶を取り戻すきっかけとなる“くるみ割り人形”=王子には、いまやベルリン国立バレエ団の芸術監督となった貴公子ウラジーミル・マラーホフ。マリーはナジャ・サイダコーワ、氷の王宮の主人でマリーの母親はベアトリス・クノップと、2011年1月の来日公演でも素晴らしい踊りを披露した2人が踊っている。安定したステップの中にも、妖しい魅力をたたえて踊るオリヴァー・マッツも目が離せない存在だ。
指揮者にはあのダニエル・バレンボイム。美しい音の魅力を表現する演奏はとても心地よく、その演奏のテンポに合わせて踊るダンサーたちもまた素晴らしい。踊り、音楽、衣装、美術など、バレエが総合芸術であることをあらためて実感できる、そんな舞台となっている。
【出演】
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