商品情報
タル・ファーロウの肖像
COBY-91574 ¥5,170 (税抜価格 ¥4,700)
超絶技巧と、スピード感あふれる独特のスタイルでその名を知られるジャズ・ギターの最高峰――。タル・ファーロウの人間、音楽、テクニックに迫る、珠玉のドキュメンタリー・フィルム!
【解説】
“オクトパス”と異名をとる大きな手が、絶妙のフィンガリングを生みだし、その演奏技法は多くのギタリストに影響を与えた。21歳でギターを始めた彼はわずか1年でプロとしての道を歩み出し、レッド・ノーヴォ・トリオ等への加入を経て名声を高める。1955年にエディ・コスタ(ピアノ)、ヴィニー・バーク(ベース)をメンバーに迎えて自らのトリオを結成。しかし人気絶頂にあった1958年に音楽シーンから忽然と姿を消してしまう。その後、一時活動を再開したものの、この作品が撮影された1980年当時、彼はニュージャージー州の海辺の町で看板職人の稼業と釣り三昧の暮らしを送っていた。その才能を惜しみ、演奏活動への復帰を熱望するファンの声にもかかわらず、時折地元で演奏する以外、表舞台に復帰しようとはしなかった。
このドキュメンタリーは、タル自身の言葉と演奏、そして彼をリスペクトするミュージシャンへのインタビューを通して、偉大なるギタリストの人生を描き出している。インタビューに応えたジョージ・ベンソンはタルの技術の確かさを語り、レッド・ノーヴォは彼が一貫して現役であることを力説する。それを証明するのが本作に収録された数々の演奏シーンだ。タルがトミー・フラナガン(ピアノ)、レッド・ミッチェル(ベース)とくつろいだ雰囲気で繰り広げるセッション。そしてタルの自宅を訪ねてきたレニー・ブロウ(夭逝の天才ギタリスト)との庭先でのジャム。それらはタルのワザが健在であることを、そして彼の人生が音楽とは切り離せないものであることを物語る。
映像は、1980年にニューヨークのパブリック・シアターで開催された復活ライヴをも捉えている。それに触発されたのか、この作品の公開後、タル・ファーロウは再び積極的なライヴ活動を再開することになる。
これは、我が道を生き、1998年に亡くなったタル・ファーロウの偉大な功績と、貴重な演奏シーンがふんだんに盛り込まれた必見のドキュメンタリーであり、ロレンツォ・デステファノ監督が、敬愛するタル・ファーロウに捧げたオマージュでもある。
【主な収録曲】
Autumn in New York
Fascinating Rhythm
I Love You
Flamingo
Jordu
I Hear a Rhapsody 他
【出演】
タル・ファーロウ
レニー・ブロー
ジョージ・ベンソン
トミー・フラナガン
レッド・ミッチェル
レッド・ノーヴォ
ジミー・ライオンズ
【特典映像】
タル・ファーロウ&レニー・ブロー(セッション等の未編集素材)
フォト・ギャラリー
2006年アメリカ作品 127分収録
片面2層,チャプター有,メニュー画面 日本語字幕
カラー/4:3・レターボックス
音声 モノラル/ドルビーデジタル
(c)2006 Lorenzo DeStefano/Productions A-Propos. All Rights Reserved.
DVD cover painting by John Froehlich.
※お使いの環境では試聴機能をご利用いただけません。当サイトの推奨環境をご参照ください。
ウエス・モンゴメリーと並び、最高のジャズ・ギタリストと称されるタル・ファーロウのドキュメンタリー・フィルム!