ロックNIPPON〜ROLLYセレクション商品情報

ロックNIPPON〜ROLLYセレクション

ロックNIPPON〜ROLLYセレクション

[ALBUM] 2007/01/24発売

ロックNIPPON〜ROLLYセレクション

COCP-34099 ¥2,420 (税抜価格 ¥2,200)

  • 1.CRAZY DOCTOR

  • 2.SHOT IN THE DARK

  • 3.RUNAWAY FROM YESTERDAY

  • 4.SATISFACTION

  • 5.WILD ANTHEM

  • 6.JOY RIDE

  • 7.SALVATION ARMY

  • 8.IMPACT

  • 9.LADY 〃 〃

  • 10.AMERICAN KISS

  • 11.HARD BLOW

  • 12.DEVIL'S RONDO

  • 13.I CAN HEAR THE RAIN

  • 14.RADIO MAGIC

  • 15.限界LOVERS

  • 16.WILD BOOGIE RUN

  • 17.DEATH

  • 18.CHEMICAL 55

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レコード会社5社共同企画
『ロックNIPPON』
コロムビア編は、80年代を中心に一世を風靡したジャパニーズ・ヘヴィ・メタルの作品をこよなく愛するROLLYが選曲しました。ラウドネス、アースシェイカー、44マグナム、VOW WOWなど熱いジャパメタサウンドが満載の一枚です。
解説書には、ジャパメタのすべてを知っている大野祥之(FUZZ編集長)とROLLYの対談が掲載されています。全18曲収録。

曲名 / アーチスト / 発売年
1. CRAZY DOCTOR /LOUDNESS /1984
2. SHOT IN THE DARK /VOW WOW /1986
3. RUNAWAY FROM YESTERDAY /浜田麻里 /1983
4. SATISFACTION /44MAGNUM /1983
5. WILD ANTHEM /ANTHEM /1985
6. JOY RIDE /REACTION /1987
7. SALVATION ARMY /MAKE-UP /1984
8. IMPACT /MARINO /1984
9. LADY 〃 〃 /SILVER STARS /1980
10. AMERICAN KISS /ACTION /1984
11. HARD BLOW /FLATBACKER /1985
12. DEVIL'S RONDO /SABBRABELLS /1986
13. I CAN HEAR THE RAIN /DEAD END /1988
14. RADIO MAGIC /EARTHSHAKER /1984
15. 限界LOVERS /SHOW-YA /1989
16. WILD BOOGIE RUN /高崎 晃 /1982
17. DEATH /樋口宗孝 /1983 18. CHEMICAL 55 /ROLLY /1998

ROLLY プロフィール
9月6日生まれ、大阪府出身。ロックアーティスト。90年「すかんち」のヴォーカル&ギターとしてデビュー。96年バンド解散後ソロ活動を開始。「笑っていいとも」 「THE 夜もヒッパレ」に出演し天性のキャラクターと、独特のエンターテイナー性を世にアピールする。06年3月には何と「すかんち」を再結成。2006年に入り弾き語りTOUR、楽曲提供やエアギターなどもやりつつ、ハードロック・ヘビーメタルをこよなく愛するお茶の間のロックスターである。
Official home page : http://www.ROLLYnet.com


楽曲解説

1. CRAZY DOCTOR LOUDNESS 1984
初期のラウドネスの傑作として、いまだに語り継がれている初のロンドン・レコーディング・アルバム『Disillusion〜撃剣霊化』のオープニングを飾った名曲。いまだにラウドネスのライヴに欠かすことのできない人気の高い曲でもあり、日本中のギター・キッズがコピーしまくったリフは、まさに“鬼”。80年代ジャパニーズ・ヘヴィ・メタルのすべての要素が、この1曲に詰め込まれているといっても過言ではない。
2. SHOT IN THE DARK VOW WOW 1986
76年にデビューした日本を代表するハード・ロック・バンド、BOWWOWが84年のメンバー・チェンジに伴い、VOWWOWと改名。アメリカ進出を果たしたラウドネスに対して、86年には本拠地をロンドンに移して、ホワイトスネイクのベーシストだったニール・マーレイが参加。ワールド・ワイドな活動を行った。この曲は、まだ日本で活動していた86年のアルバム『VOW WOW III』の2曲目に収録されたハード・ナンバー。メンバー全員の高い演奏力をあますことなく披露した名演。
3. RUNAWAY FROM YESTERDAY 浜田麻里 1983
ラウドネスの樋口宗孝のプロデュースで完成したデビュー・アルバム『LUNATIC DOLL』に収録されていた、当時のジャパメタ・シーンを代表するバラード。浜田麻里をプロデュースするにあたって、樋口宗孝を中心にしたプロジェクト・チームは後にMAKE-UPとしてデビューすることになるが、彼らのファースト・アルバムにも、この曲が収録されている。また、樋口宗孝のファースト・ソロ・アルバム『DESTRUCTION〜破壊凱旋録』でも、MAKE-UPの山田信夫がヴォーカルを取ったヴァージョンで収録されている。当時、18歳だった浜田麻里ののびやかな歌声が、メタル・ファンを魅了した。
4. SATISFACTION 44MAGNUM 1983
ラウドネスを排出し、若手メタル・バンドがひしめいていた当時の関西シーンのなかで、ストレートでキャッチーなサウンドと華麗なヴィジュアルで、デビュー前から話題となっていた44マグナムの代表曲。デビュー・アルバム『DANGER』収録。当時のライヴでは、本編のエンディングにかならず演奏されていた名曲で、日本語の歌詞にこだわりを持ったバンドが多かった当時、英詞のこの曲はかなりのインパクトがあった。
5. WILD ANTHEM ANTHEM 1985
アンセムが活動開始した初期の時代から、彼らのテーマとして演奏されてきた代表曲。関西勢が中心となっていたジャパニーズ・ヘヴィ・メタル・ムーヴメントのなかで、東京代表として関西勢を迎え撃ったアンセムの存在は、全国のファンを虜にした。2001年の活動再開後は、コンスタントな活動を続け、現在のジャパニーズ・メタル・シーンの中心として、新しいメタル・ファンからも熱狂的な支持を集めている。デビュー・アルバム『ANTHEM』に収録。
6. JOY RIDE REACTION 1987
アンセムと並んで、東京勢としてシーンに浮上したリアクションは、83年に結成。インディーズ・アルバム『INSANE』で、高い人気を証明して、86年にメジャー・デビューを飾っている。この「JOY RIDE」はバンド創世期からの代表曲として有名で、インディーズ・アルバムはもちろんのこと、メジャー・デビュー以降にリリースされた『INSANE』のリミックス・アルバム『INSANE〜発狂』にも収録されている。
7. SALVATION ARMY MAKE-UP 1984
樋口宗孝の高校時代の後輩たちで結成されたMAKE-UPは、樋口宗孝が浜田麻里をプロデュースするにあたって集結した“樋口宗孝プロジェクト”を母体として誕生。いわゆるメタルというよりも、ポップな音楽性を前面に押し出した彼らは、後にアニメ「聖闘士星矢」のテーマ・ソングとなった「ペガサス幻想」のヒットで知られるようになり、アメリカやヨーロッパでもジャパニメーションの流行とともに、ファンの間でその名前がささやかれている。2004年には、デビュー20周年記念のボックス・セットもリリースされているが、この曲はデビュー・アルバム『HOWLING WILL』に収録。
8. IMPACT MARINO  1984
アースシェイカー、44マグナムと並んで、“関西ヘヴィ・メタル”の3大バンドと呼ばれたマリノの代表曲。レコーディングされたものによって曲の構成やアレンジが違っていて、ライヴではどのヴァージョンで演奏されるかが、ファンの楽しみにもなっていた。正統派のヘヴィ・メタル・ソングで、当時のジャパメタ・シーンの聖歌ともいえる名曲。“ストラトキャスターの魔術師”と称された大谷令文の激情が伝わってくる名演を収録。
9. LADY 〃 〃 SILVER STARS  1980
昨年11月に、なんと27年ぶりにアルバムをリリースした謎の覆面バンド、シルバースターズが80年にリリースしたセカンド・アルバム『SEE』に収録されていたナンバー。テクノや民族音楽まで取り入れたファースト・アルバムと違って、RAYZOR CRUIZERを中心にナマのバンド・サウンドを押し出した『SEE』は、オールド・スクールの“ハード・ロック”から80年型で当時としては最新の“ヘヴィ・メタル”へと、時代が切り替わる過渡期の作品だった。
10. AMERICAN KISS ACTION 1984
元ノヴェラのメンバーだった高橋ヨシロウ、山根基嗣、秋田鋭次郎と大谷慶一の4人で、82年に結成。ポップで楽しいステージングを展開して、日本のロック・シーンに新たな風を吹き込んだ。メンバー・チェンジも多く、98年に解散しているが、2003年には再結成されて、現在でも勢力的な活動をくり広げている。この曲は、7大特典付デビュー・ミニ・アルバム『ACTION! Kit』に収録されたアメリカンでキャッチーなナンバー。代表曲として知られている「Action! 100,000Volt」と人気を二分するほどの名曲。
11. HARD BLOW FLATBACKER  1985
関西と関東からのバンドばかりが目立っていた80年代前半に、ロック不毛の地といわれていた北海道から姿を現したのがフラットバッカーだった。後に、キッスのジーン・シモンズのプロデュースで、E・Z・Oとして全米デビューする彼らだが、その強烈なアグレッションは、むしろフラットバッカー時代のほうが鋭いものがあった。ヴォーカルの山田正樹は90年にラウドネスに参加。フラットバッカーは、日本のメタル・シーンにとって、短い時間ながら重要な足跡を残した伝説のバンドといえるだろう。
12. DEVIL'S RONDO SABBRABELLS 1986
十二単やアンセムと共に、80年代初頭の東京メタル・シーンを牽引したサブラベルズは、埼玉県出身のバンドで、サタニック・メタルの先駆けとなったバンドでもある。83年には、いち早くインディーズでファースト・アルバム『SABBRABELLS』をリリースして完売させ、85年にはメジャー・デビュー。ここでは、インディーズ時代から名曲であり、インディーズ・アルバム、メジャー・デビュー・アルバム『SAILING ON THE REVENGE』にも収録されていた楽曲を収録。ヴォーカルの高橋喜一が描き出す独特の世界観は、現在のサタニック・メタル・シーンでも充分に通用するだけの重みがある。
13. I CAN HEAR THE RAIN DEAD END 1988
元ライアーのMORRIEと元ラジャスのクレイジー・クール・ジョーを中心に84年に結成。86年にはギタリストの足立裕二が参加して、インディーズで『DEAD LINE』をリリース。87年には、アルバム『GHOST OF ROMANCE』でメジャー・デビューを果たす。アルバムを出すたびに新たな音楽性を聴かせた彼らだが、メジャー第2弾の『SHAMBARA』では、超絶テクニックによる高度なサウンドを確立。LUNA SEAやラルク・アン・シエルなど、後の時代のヴィジュアル系バンドに大きな影響を与えている。この曲は、そのセカンド・アルバムのエンディングを飾る印象的なナンバーだった。
14. RADIO MAGIC EARTHSHAKER 1984
“歌えるヘヴィ・メタル”と呼ばれ、ゴリゴリのメタルではなく、メロディ・ラインと楽曲のクォリティを重視したアースシェイカーの登場は、日本のシーンにとってエポック・メイキングなことだった。メジャー・デビュー前から過酷をツア―を行い、日本全国にそのサウンドを行き渡らせ、まさに待望と呼ぶにふさわしいデビューを飾ったのは、1983年のことだった。84年のサード・アルバム『MIDNIGHT FLIGHT』に収録されていたこの曲は、アースシェイカーのポップな面が最大限に活かされた曲で、日本の音楽史に残る名曲「モア」と並んで、現在でもライヴには欠かせない楽曲となっている。
15. 限界LOVERS SHOW-YA 19899
2004年に14年ぶりにデビュー時のメンバーで再結成されたSHOW-YAが、89年2月にリリースした8枚目のシングル・ナンバー。この曲を収録した8枚目のアルバム『OUTERLIMITS』は、当時としては驚異的な60万枚ものセールスを記録して、彼女たちをトップ・バンドの地位に押し上げることになった。メタルのパワー感と、女性らしい繊細さが高い次元で調和した彼女たちの存在によって、後の時代のレディース・バンド・ムーヴメントも作られていった。また、デーモン小暮も、今年1月発売のソロ・アルバム『GIRLS’ ROCK』で、この曲をカヴァーしている。
16. WILD BOOGIE RUN 高崎 晃  1982
ラウドネスのファースト・アルバムとセカンド・アルバムの合間を縫ってリリースされた初ソロ・アルバム『ジャガーの牙〜TUSK OF JAGUAR』に収録されていたインスト・ナンバー。ヴァイオリンの中西俊博と高崎晃の高度なバトルが展開している。高崎晃のキャリアのなかでも、初めてのアプローチであり、メタル・ファンにとっても新鮮な楽曲だった。
17. DEATH 樋口宗孝 1983
初期のジャパメタ・シーンで、いち早く“ヘヴィ・メタル”を名乗っていたヘヴィ・メタル・アーミー(後にイースタン・オービットと改名)のヴォーカリストだったJJのヴォーカルをフィーチュアしたナンバー。山本恭司やチャーを初め、ヘヴィ・メタル・アーミーで活躍していた中島優貴などが参加した樋口宗孝のファースト・ソロ・アルバム『破壊凱旋録』からの収録。
18. CHEMICAL 55 ROLLY  1998
ローリー寺西が98年にリリースした4曲入りミニ・アルバム『SOS 99』に収録されていたデジ・ロック・ナンバー。サウンドの変化や当時の彼の状況などから、ローリー寺西ではなく、“ROLLY”と名乗っていた時代の作品。ジャパメタ・サウンドではないものの、80年代のジャパメタ・シーンに強い影響を与えられた彼からの、10年後の解答として興味深いものがある。また、ローリー寺西が、このコンピレーションの最後にこの曲を選んだ理由も、そこにある。

解説はこちらでもご覧いただけます
http://www.fuzz.jp/