FROM US TO YOU! The covers of the FAB FOUR by Japanese performers商品情報

FROM US TO YOU! The covers of the FAB FOUR by Japanese performers

FROM US TO YOU! The covers of the FAB FOUR by Japanese performers

[ALBUM] 2009/10/21発売

FROM US TO YOU! The covers of the FAB FOUR by Japanese performers

COCP-35861 ¥2,619 (税抜価格 ¥2,381)

  • 1.I Am The Walrus / レッド・ウォーリアーズ

  • 2.Martha My Dear / TULIP

  • 3.Paperback Writer / 弘田三枝子

  • 4.Penny Lane / タケカワユキヒデ

  • 5.Something / 竹松舞

  • 6.In My Life / 藤田恵美

  • 7.All My Loving / 山崎まさよし

  • 8.A Hard Day's Night / 平山三紀

  • 9.Let It Be(ニュー・ヴァージョン) / 上々颱風

  • 10.Get Back / 井上宗孝とシャープ・ファイヴ

  • 11.I Wanna Be Your Man / 水谷公生とベター

  • 12.Julia / イルカ

  • 13.Back In The U.S.S.R. / ジャッキー吉川とブルー・コメッツ

  • 14.Norwegian Wood / 大野えり

  • 15.I Need You / 高橋幸宏

  • 16.Hey Jude / ズー・ニー・ヴー

  • 17.The Fool On The Hill / 森山良子

  • 18.Across The Universe / クラムボン

  • 19.Strawberry Fields Forever
    〜Eleanor Rigby〜Yesterday / 高嶋ちさ子&めざましクラシックス アンサンブル

  • 20.Help!
     (カラオケ)

  • 21.I Want To Hold Your Hand(抱きしめたい)
     (カラオケ)

※お使いの環境では試聴機能をご利用いただけません。当サイトの推奨環境をご参照ください。


※音楽配信サービスにおいては、CD等のパッケージ商品と収録内容が異なる場合やお取り扱いが無い場合もありますので、お求めの際は充分にご注意ください。


全曲、楽曲解説付(解説:中村俊夫)

永遠不滅のFAB FOUR…
あの4人を敬愛する世代を超えた日本人アーティストのカヴァー集が登場!

2009年9月9日、ザ・ビートルズ、全オリジナル・アルバムのリマスター盤の世界同時発売に合わせて、コロムビアの音源を中心に、ビートルズを敬愛する世代を超えた日本人アーティストによるカヴァー音源のコンピレーションCDを企画しました。ビートルズは大変幅広い世代に支持されていますから、カヴァー音源も新旧問わず幅広い世代のアーティストが遺しています。それらを満遍なく集めて、全21曲を収録いたしました。

1. I Am The Walrus/レッド・ウォーリアーズ
 ビートルズが67年11月にリリースしたシングル「Hello Goodbye」のB面収録曲で、TV映画『Magical Mystery Tour』の挿入歌。レッド・ウォーリアーズは、彼らの2作目のシングル「バラとワイン」(87年4月)のB面でカヴァー。オリジナル歌詞の「Eiffel Tower(エッフェル塔)」という部分を「Tokyo Tower」と換えて歌っているところに注目。

2. Martha My Dear/TULIP
 ポール・マッカートニーに多大な影響を受けた財津和夫率いるTULIP(チューリップ)が、76年6月にリリースしたビートルズ・カヴァー集『すべて君たちのせいさ』より。オリジナルは68年11月発表の2枚組アルバム『THE BEATLES』(通称“ホワイト・アルバム”)収録曲。タイトルの「マーサ」とはポールの愛犬の名前だが、歌の内容とは無関係らしい。
* Licensed by Victor Entertainment,Inc.

3. Paperback Writer/弘田三枝子
 英国におけるビートルズの通算12作目のシングルとして、66年6月にリリースされた作品。ちょうどビートルズ来日公演直前のヒット曲で、もちろん日本公演のセットリストにも加えられていた。弘田三枝子は66年11月にリリースした4曲入りEPの中でカヴァー。彼女がビートルズ・ナンバーをレコーディングしたのはこれが初めてである。

4. Penny Lane/タケカワユキヒデ
 ゴダイゴ作品やソロ・アルバム等で、ビートルズからの影響を覗えるタケカワユキヒデが、ビートルズ楽曲24曲をカヴァーしたトリビュート企画『CHRONICLE』シリーズ(07〜08年)より。元々ネット配信のみだったが、07年と09年にCD化されている。ポールが故郷リヴァプールに想いを馳せて書いた作品で、67年2月にシングル発売された。
* Licensed by amenity

5. Something/竹松 舞
 現役女医でハープ奏者というユニークなプロフィールの竹松舞(1980年12月16日生まれ)が、02年にリリースした通算5作目のアルバム『パヴァーヌ』より。解散前のビートルズ最後のレコーディング作品となったアルバム『Abbey Road』(69年9月)の中でも特に人気の高い、このジョージ・ハリスン作の名曲を優美なハープ演奏で楽しめる。

6.In My Life/藤田恵美
 「ひだまりの詩」(97年)のヒットで知られる夫婦デュオ「ル・クプル」で活躍し、07年に離婚後はソロで活動している藤田恵美の初ソロ・アルバム『カモミール』(01年11月)より。ジョン・レノンがリヴァプール時代を懐かしんで書いた歌詞に、ジョンとポールが共同で曲を付けたとされている作品で、アルバム『Rubber Soul』(65年12月)収録曲。
* Licensed by PONY CANYON INC.

7.All My Loving/山崎まさよし
 ビートルズの2ndアルバム『With The Beatles』(63年1月)収録曲で、日本では64年に独自シングル・カットされている人気曲。05年にTVの企画でポールに会見した山崎まさよしは、本CDで聴ける弾き語りアレンジで本曲を披露。作曲者御本人から一箇所コードの間違いを指摘されるもお墨付きを得ている。07年アルバム『COVER ALL-YO!』でCD化。
* Licensed by NAYUTAWAVE RECORDS,a Universal Music Company

8.A Hard Day's Night/平山三紀
 ビートルズの初主演映画の主題歌で、64年7月にシングル発売され、英米共にチャート1位に輝いた。平山三紀は「真夏の出来事」がヒットした71年にリリースした1stアルバム『My Beautiful Season〜ビューティフル・アルバム』の中でカヴァー。ディキシー風のイントロを用いたジャズっぽいアレンジは、彼女の育ての親である筒美京平によるもの。

9.Let It Be(ニュー・ヴァージョン)/上々颱風
 70年代前半頃まではビートルズ楽曲の日本語カヴァー盤も珍しくなかったが、80年代以降は著作権上の問題もあって激減。そんな中、奇跡とも言えるのが、金沢明子「イエロー・サブマリン音頭」(82年)と上々颱風の本作(91年)だろう。ビートルズ現役時代最後のシングル曲(70年)を、無国籍アジアン風味あふれる作品に仕上げている。元々アルバム『上々颱風2』で発表されたカヴァーだが、本CDにはシングル・ヴァージョン(通称ニュー・ヴァージョン)を収録。
* Licensed by Sony Music Direct(Japan) Inc.

10. Get Back/井上宗孝とシャープ・ファイヴ
 ビートルズの19作目のオリジナル・シングルとして69年4月にリリースされた作品。映画『Let It Be』(70年)のハイライトとも言える屋上ライヴの場面でもお馴染みの楽曲だ。シャープ・ファイヴはニューロック台頭期を意識してか、やや歪んだ音色のギターとサイケなオルガン・プレイが印象的なロック・インストに仕上げている。69年10月リリース。

11. I Wanna Be Your Man/水谷公生とベター
 元々ローリング・ストーンズへの提供曲で、ストーンズは2ndシングルとして63年11月にリリース。ビートルズもアルバム『With The Beatles』の中でセルフ・カヴァーしている(ヴォーカルはリンゴ)。元アウト・キャストのギタリスト水谷公生は、ヘヴィなガレージ・ロック・アレンジで挑戦。オムニバス・アルバム『ロック・エイジの惑星たち』(71年)に収録された。

12. Julia/イルカ
 ホワイト・アルバム収録曲で、ジョン・レノンがオノ・ヨーコへの思いを亡き母親ジュリアにダブらせて書いた切ないバラード。ビートルズ時代のジョンが完全にソロでレコーディングした唯一の作品である。イルカは、82年6月にリリースしたアルバムのタイトル曲としてカヴァー。原曲のアコースティックな感覚を上手く踏襲したアレンジで聴かせる。
* Licensed by Nippon Crown Co.,Ltd.

13. Back In The U.S.S.R./ジャッキー吉川とブルー・コメッツ
 これもホワイト・アルバム収録曲。サビのファルセット・コーラスに顕著なように、ポールがビーチ・ボーイズのパロディとして書いた作品だ。ベルリンの壁崩壊の前年(88年)、ポールは同タイトルのアルバムを旧ソ連のみでリリースしている(のちに世界発売)。ブルー・コメッツは、69年8月にリリースされたアルバム『ヤング・ビート』でカヴァー。

14. Norwegian Wood/大野えり
 ビートルズの英国における6作目のオリジナル・アルバム『Rubber Soul』収録曲で、ジョージが弾くシタールを初めてフィーチャーした作品。日本では「ノルウェーの森」の邦題でもお馴染みだ。ジャズ・シンガーの大野えりは、82年6月リリースの5thアルバム『ERI MY DEAR』の中でカヴァー。スリリングなアレンジで聴き応えのあるジャズに仕上がっている。

15. I Need You/高橋幸宏
 YMOは「Day Tripper」[All You Need Is Love」などビートルズ楽曲を好んでレパートリーにしていたが、ジョージ・ファンの高橋幸宏は、ソロ・アルバムでも「Taxman」「All Too Much」等ジョージの曲をカヴァーしており、98年のアルバム『A Ray of Hope』収録の本作もそんなひとつ。オリジナルはビートルズ主演映画第2作『Help!』(65年)の挿入歌である。
* Licensed by EMI Music Japan Inc.

16. Hey Jude/ズー・ニー・ヴー
 ビートルズが68年8月にリリースした「Hey Jude」は、音楽的にゴスペル的な要素を持っているせいか、ウィルソン・ピケットなど黒人歌手によるカヴァー盤が多い。本格的なR&Bサウンドで定評のあったGSズー・ニー・ヴーも、69年のアルバム『ゴールデン・ズー・ニー・ヴー』でカヴァー。お得意の黒っぽいムード全開のアレンジで聴かせる。

17. The Fool On The Hill/森山良子
 67年12月にBBCで放映されたTV映画『Magical Mystery Tour』(67年)の挿入歌で、英国と日本では当初2枚組EP仕様で発売されたサントラ盤に収録された。森山良子は71年7月にリリースした、ビートルズとサイモン&ガーファンクル作品のカヴァー集『森山良子ビートルズ、サイモン&ガーファンクルを歌う』で本曲を取り上げている。
* Licensed by SHINKO MUSIC ENTERTAINMENT CO.,LTD./TEICHIKU ENTERTAINMENT,INC.

18. Across The Universe/クラムボン
 もともと世界野生動物保護基金のためのチャリティ・アルバム『No One’s Gonna Change Our World』(69年)にジョン・レノンが提供した作品。一般的に有名なのは、アルバム『Let It Be』(70年)に収録された、フィル・スペクターによる再編集ヴァージョンである。クラムボンは、06年5月リリースのカヴァー集『LOVER ALBUM』の中で取り上げている。

19. Strawberry Fields Forever〜Eleanor Rigby〜Yesterday/
高嶋ちさ子&めざましクラシックス アンサンブル

 本CDのラストを飾るのは、人気ヴァイオリニスト高嶋ちさ子が奏でる優美なビートルズ・メドレー。彼女の父親は初代ビートルズ担当ディレクターとして、日本での売り出しに尽力した高嶋弘之氏。今や親子二代ファンも珍しくないほど、世代を超えて継承されているビートルズを象徴するようなカヴァーである。アルバム『めざましクラシックス』(2000年)より。

<ボーナス・トラック 20. Help! 21. I Want To Hold Your Hand(抱きしめたい)>
 本CDの“オマケ”として収録されたのは、ビートルズ・ナンバーのカラオケ2曲。
「Help!」はビートルズ主演映画第2作の主題歌。「抱きしめたい」はビートルズ初の全米No.1ヒット(64年)で、日本初のビートルズのレコードとなった記念すべき作品である。91年にLDで発売されたレーザー・カラオケ商品からの選曲だが、演奏しているのは、ビートルズ・フォロワー・バンドとして、マニアからも一目置かれているREVOLVER(英国の同名ビートルズ・パロディ・バンドではなく、日本のバンド)である。