「アナタの口ずさんでいるその歌、10年後もからだに染み付いてますか……。」
…マツコ・デラックス (コラムニスト) |
エンカな女は、美しい。―身につけたい! 日本女性の生きかた、愛しかた、振舞いかた。―
女性のためのエンカ・コンピレーションアルバム、第二弾が登場!
■恋愛、結婚、仕事、旅行、ファッション、グルメ、健康、エコ、家族、友達・・・
日本の女性は、忙しい。 めまぐるしい日々の中で、忘れてはいけない、日本の心。
日本に生まれたからには、素敵なエンカのひとつでも唄えなくては、美しいヒメにはなれませぬ。
■今までなかった、女性のためのエンカ・コンピレーションアルバムをまじめに作りました。
| ミッツママの書き下ろし 『ヒメのための歌唱アドバイス(全曲)』を歌詩カードに掲載! 監修・解説:ミッツママ(ミッツ・マングローブ) 女装家。 舞台芸人、歌謡歌手などの活動を展開する傍ら、東京・丸の内にあるスナック『来夢来人』のママとして、都会に生きる女性たちを見守り続けている。 |
1.時の流れに身をまかせ / テレサ・テン Part1に収録した『別れの予感』の項にも書きましたが、とにかくテレサの曲は「力まずサラリと」が最大のポイントです。「着物」や「暖簾」、「北風」や「日本海」といった演歌特有の哀愁は捨てて、むしろ能天気にスキップでもする勢いで唄うと丁度良いかもしれません。しおらしくも聞かん坊で、かなり無鉄砲な女性の歌です。可愛らしさを忘れずに。また曲名が似ているからといって、「川の流れのように」と同様の壮大感を出そうとすると大変なことになりますのでご注意ください。
2.北の宿から / 都はるみ 一方こちらは、良くも悪くも「やり過ぎ演歌」の代表格です。耐え忍ぶ未練・冬・逃避行・酒・独り言・唸り(これは歌唱法)…。この主人公、実はかなりの妄想屋さんだと私は踏んでいます。膨らんで膨らんで、仕舞いには編み物です。「やるからには徹底的に!」この天井知らずのイマジネーションこそ、失われつつある歌謡曲の醍醐味。ゴージャスとは程遠い世界にも関わらず、やりこめばやりこむほどゴージャスになるという、演歌の不思議な方程式を楽しんでください。
3.津軽海峡・冬景色 / 石川さゆり 同じ阿久悠先生の詩でありながら、『北の宿から』の(自問自答的な)ぼんやりとした世界観とは一転、逆らえぬ宿命と決意を、移り変わる冬景色に映しながら、時には強く踏みしめるように唄うのが、この『津軽海峡―』です。日本語の綺麗な響きを意識して、サビ以降の圧倒的な広がりに身を委ねて唄ってください。そして聴いている人たちをも、この旅路に引き込めれば、もう言うことナシです。
4.舟唄 / 八代亜紀 言葉を、情景を、心情を、音を、大事にし過ぎない程度に丁寧に拾い上げながら、気負いを捨てて唄ってください。「上手に歌おう。」なんてことは、まったくもって無意味な話です。魂を持った女なら、放っておいても思わず「歌いだす」のですから。世の中便利になると、ガサツで浅はかな女が増えてしまうのは悲しいことよ。人の想いは、タッチパネルなんかじゃ届かないのにね…。※歌詩カードより一部を抜粋 |
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収録曲1.時の流れに身をまかせ / テレサ・テン
第19回 全日本有線放送大賞、第19回 日本有線大賞 (86年)2.北の宿から / 都はるみ
第18回 日本レコード大賞 (75年)3.津軽海峡・冬景色 / 石川さゆり
第6回 FNS歌謡祭グランプリ (77年)4.舟唄 / 八代亜紀
第30回 紅白歌合戦 紅組トリ (79年)5.おんなの出船 / 松原のぶえ
デビュー曲で各新人賞を受賞(79年)6.珍島(チンド)物語 / 天童よしみ
第38回 日本レコード大賞 最優秀歌唱賞 (96年)7.夫婦みち / オーロラ輝子(河合美智子)
ドラマ「ふたりっ子」挿入歌 (96年)8.流恋草(はぐれそう) / 香西かおり
第24回 日本有線大賞 (91年)9.氷雨 / 日野美歌
競作ブームの中、この曲で紅白初出場 (82年)10.別れても好きな人 / ロス・インディオス&シルヴィア
第13回 日本有線大賞 ベストヒット賞 (79年)11.愛のさざなみ / 島倉千代子
第10回 日本レコード大賞 特別賞 (68年)12.人形の家 / 弘田三枝子
第11回 日本レコード大賞 歌唱賞 (69年)13.越冬つばめ / 森昌子
第25回 日本レコード大賞 最優秀歌唱賞 (83年)14.矢切の渡し / ちあきなおみ
多くのアーティストにカバーされた名曲 (76年)15.みだれ髪 / 美空ひばり
復帰第一弾で大ヒットした不朽の名作 (87年)<ボーナス・トラック>
16.ブルー・ライト・ヨコハマ / ミッツ・マングローブ
(新録音)※( )内は発売年