music supli 中国漢方音楽編商品情報

music supli 中国漢方音楽編

music supli 中国漢方音楽編

[ALBUM] 2005/11/30発売

music supli 中国漢方音楽編

COCX-33447 ¥2,096 (税抜価格 ¥1,905)

  • 1.心臓・腎臓療法編

  • 2.肝臓・脾臓・肺臓療法編

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演奏:東京中国歌舞団
音楽構成:劉錦程
指揮:楊興新
二胡・高胡:賈朋芳
古箏:姜小青
琵琶:邵 容
笛・巴烏・洞簫:呉暁敏
笙・塤:左継承
揚琴:成燕娟
中阮:張暁紅
二胡:靳暁大
中胡:呉 晶
ベース:関 衆
打楽器:馬 平


解剖学的・化学的なアプローチに基づく西洋医学とは異なり、理論・経験による膨大な試行錯誤の結晶といえる東洋医学は独自の発展を遂げてきている。漢方薬などは自然界にあるものを調合して症状にあった薬を作り上げる。その原料は野草であったり動物の牙、はては昆虫まで多岐にわたっている。症状別に様々なものを処方して経過を見て改良するということの繰り返しで集められたものである。この漢方音楽もそうした試行錯誤の中で症状別に効果がある音楽を体系化したものである。東洋医学の中で忘れてはならないものは鍼灸で知られるツボの存在である。人間の皮膚1センチ四方に数カ所あると言われるツボは、時には遠く離れた器官と経絡によって繋がっており、例えば足のツボを刺激することで内臓などの諸器官の働きを助けたりする。音響学的にこの楽曲を分析すると弦楽器によるメロディにゆらぎが見られ、リラックス効果を期待できる上、所々に使われる打楽器の音がツボや経絡、神経系統を刺激することが期待できる。音という媒体を用いて皮膚や聴神経を経由して、内臓を癒すことができる作品であるといえる。
日本音響研究所 所長 鈴木松美