巨大装置の昼と夜。工場の美しさに萌える！
要塞、巨人の国、SF映画、それとも現代アート？工場の様々な表情を発見する。

錆びた鉄の質感、重厚な機械類の造形、入り組んだパイプのフォルム、夜空に映える照明と炎の色彩……。
美しい工場を求めて、日本の経済を支える京浜工場地帯や鹿島臨海工業地帯、ユニークな建造物が工場の概念を変える、舞洲ごみ焼却場などを訪ねる。

赤茶色に染まる製鉄所と、乳白色に輝く化学工場が見せる美しいコントラスト。
写真集「工場萌え」の著者である石井哲さん・大山顕さんと共に、様々なアングルから、その圧倒的な造形美を鑑賞する。 また、惜しくも解体されてしまったJFEスチール千葉第五高炉の最後の姿を収める。

無機質で殺風景な周囲の風景の中でひときわ異彩を放つ、メルヘンチックな建築物が意図する理想の工場像。

さえぎる物がなく間近から鑑賞できる日本触媒千鳥工場や、運河に面した工場を一望できる東扇島東公園、船上から見る工場夜景ツアーなどを、写真集「工場」の著者である大山顕さんがご案内。

工場夜景を撮影するコツや鑑賞コースのご案内、工場に関するトリビアまで盛り込んだ、初心者からマニアまで満足できる見応えある内容。

CS MONDO TVで放送され、大好評を得ている3エピソードを元に再編集した、決定版DVDの登場である。

企画協力：ワンダーJAPAN編集部

日本の近代化を支えた、つわものどもが夢の跡。
かつては繁忙を極めながらも、今は廃墟となった産業遺産の内部に足を踏み入れる！

近代化に邁進する日本が必要とした重要なエネルギー、石炭。
しかし、石油によるエネルギー革命でその役割を終え、衰退の一途を辿る。
国の威信をかけて造られた最先端の設備も、時間と共に朽ちてゆく。
天に向かってそびえ立つ重要文化財、志免炭鉱竪坑櫓。
戦争という激動の時代をくぐり抜けた、今はなき川南造船所跡。
そして「東洋一」と謳われた住友奔別炭鉱立坑櫓などをめぐる。

住宅街のまっただ中に、異様なシルエットを見せる竪坑櫓。鉄筋コンクリート製として世界最大と考えられるこの櫓は、戦争中に海軍が建設した、石炭採掘のための巨大エレベーターだ。

昭和初期にガラス工場として創業され、戦争中に造船所として拡張。その後50年間、手つかずで放置されていたが、2012年に取り壊された。戦争の悲しい記憶を留める遺構の、最後の姿を撮した貴重な映像。

数ある炭鉱遺跡の中でも際立った規模を持つ立坑櫓。当時は最先端を誇ったこの炭鉱も、今は放置されたままとなっている。近隣の住友赤平炭鉱立坑櫓、旧自走枠工場にも足を伸ばす。

CS MONDO TVで放送され、大好評を得ている3エピソードを元に再編集。
普段では立ち入ることが難しい廃墟の姿を収めた、決定盤DVDの登場である。

企画協力：ワンダーJAPAN編集部