Bill Frisell(ビル・フリゼール)プロフィール

PROFILEプロフィール

Bill Frisell(ビル・フリゼール)

Bill Frisell(ビル・フリゼール)

サヴォイ移籍第一弾アルバム。アメリカ人の心象風景を、その類稀なる表現力で見事に音楽的に昇華させた力作!

単なるジャズ・ギター・プレイヤーというカテゴリーを超え、“アメリカ人の心象風景”を音楽で表現するビル・フリゼール。最新作『Beautiful Dreamers』は、08年から活動を共にするEyvind Kang (viola) 、Rudy Royston (drums)を招いてのトリオ編成でのレコーディング。“彼ら2人とレコーディングするのは私の長年の望みでもあった。もう、彼らと知り合って数年が経つし、さまざまなシチュエーションで仕事をしてきた。いっしょに演奏をするときの結びつき、その力強さがアイディアの基本になっている。私たちは楽器を通じて関係しているのではなく、人間関係で繋がっているんだ。”
(ビル・フリゼール談)

 

トラディショナルなジャズ・トリオでの演奏(アルバム『Gone, Just Like A Train』『Good Dog, Happy Man』ではヴィクター・クラウス、ジム・ケルトナーと共演/ それぞれ98年、99年作品)は言うに及ばず、ナッシュヴィルのアーティストとのレコーディング(『Nashville』/ 97年)、エルヴィス・コステロ/バート・バカラックの作品を大胆な解釈で演奏した『The Sweetest Punch』(99年)、巨匠2人との熱演が話題を呼んだエルヴィン・ジョーンズ/デイヴ・ホランドとのニュー・トリオの結成(07年)。
そして、2000年代の初頭から始めたアメリカン・トラディショナルへの接近は、『The Willies』『The Intercontinentals』(02年、03年)というアルバムへと結実し、特に後者はグラミー賞のノミネートという輝かしい実績を残した。そして、04年リリースの『Unspeakable』ではハル・ウィルナーをプロデュースに迎え、念願のグラミー、ベスト・コンテンポラリー・ジャズ・アルバムを受賞。また、ヴィム・ヴェンダースの映画「Million Dollar Hotel」(98年)ではBono、ブライアン・イーノらと並んで音楽制作に尽力。その後も精力的な活動を行いつつ、Savoy / 429 Records との契約を結び、10年8月、最新作『Beautiful Dreamers』をリリースした。

「長年のパートナー、リー・タウンゼントとファンタジー・スタジオでレコーディングされたこの作品は、魅力的で、時には感情が鳴り響くような、そして次の瞬間には燃え盛るようなインプロヴィゼーションに溢れている。単なるジャズ・レコードというカテゴリーを超越した作品と呼んでもいい。これだけ音楽的に勇敢に、そして並外れた音楽的キャリアを持つフリゼールは、もはや自分独自のジャンルを開拓したといって良いだろう。それは“friz ”とでも呼べるようなものだ。」
Bill DeMain / Jazz Times

グラミー賞受賞/ノミネート作品
• '05 - Unspeakable ベスト・コンテンポラリー・ジャズ・アルバム受賞
• '09 - History, Mysteryベスト・インストゥルメンタル・ジャズ・アルバム / ノミネート
• '04 - Intercontinentals ベスト・ワールド・ミュージック/ ノミネート

過去の共演者(演奏家)
マッコイ・タイナー、ジム・ホール、ロン・カーター、ジャック・ディジョネット、オーネット・コールマン、ジョン・スコフィールド、パット・メセニー、デイヴ・ホランド、エルヴィン・ジョーンズ、ヴァーノン・リード、ジンジャー・ベイカー 他

過去の共演者(シンガー、ソングライター)
エルヴィス・コステロ、バディ・ミラー、リッキー・リー・ジョーンズ、ポール・サイモン、ロン・セクスミス、デヴィッド・シルヴィアン、スザンヌ・ヴェガ、マリアンヌ・フェイスフル、ノラ・ジョーンズ 他