チー・ユンプロフィール

PROFILEプロフィール

チー・ユン

チー・ユン

韓国ソウル生まれ。6歳でヴァイオリンを始め、8歳のときにはソウルのコリアン・タイムズ・コンクールに優勝。 13歳で渡米、ヤング・ピープルズ・コンサートのソリストとしてニューヨーク・フィルとヴュータンの協奏曲第5番を演奏。その後ジュリアード音楽院に進 学、名教師ドロシー・ディレイに師事するほか、フー・カン、フェリックス・ガリミエ(室内楽)にも師事。88年ジュリアード協奏曲コンクールに優勝。翌 年、ニューヨーク・デビュー・リサイタル。90年エヴリー・フィッシャー奨学金を獲得。同年夏にはマールボロ音楽祭に参加、ルドルフ・ゼルキンや、A. シュナイダーのもとで室内楽演奏の研鑽を積む。
 フィラデルフィア管弦楽団、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、トロント交響楽団、バンベルク交響楽団、シンシナティ交響楽団、デトロイト交響楽団、 ヒューストン交響楽団をはじめとする数多くのオーケストラ、マイケル・ティルソン=トーマス、ネーメ・ヤルヴィ、クシストフ・ペンデレツキ、ピンカス・ ズッカーマンはじめ数多くの指揮者と共演。94年、ワシントン・ナショナル交響楽団のロストロポーヴィチ・フェアウェル・コンサートにランパル、スターン とともにソリストとして出演。近年はティルソン=トーマス指揮サンフランシスコ響の全米ツアーにソリストとして同行、ペンデレツキの指揮により彼のヴァイ オリン協奏曲第2番を世界各地で演奏するなど注目すべき活動を行っている。全米を中心として欧州・韓国でのリサイタル、音楽祭への出演も毎月相当数にのぼ り、2005年1月にはパリにおけるプラド・カザルス音楽祭に出演する。
日本へは1990年「大阪花と緑の万国博」にジュリアードから派遣されて初来日。91年、関西フィルに再来日。92年、PMF音楽祭(札幌)にてリサイタ ル、東京、大阪を含む初の全国ツアーを行うと同時にNHK交響楽団にソリストとして同行。93年、PMF音楽祭に協奏曲のソリストとして異例の2年連続出 演。夏のモーストリー・モーツァルト・フェスティヴァルにソリストとして参加。94年秋にはNHK交響楽団、東京都交響楽団、仙台フィルハーモニーとの共 演を含む2度目の全国ツアーを行った。
レコーディングは1993年DENONレーベルでのデビュー以来、協奏曲を含む5枚のアルバムがあるほか、近年はペンデレツキ:ヴァイオリン協奏曲第2番(NAXOS)が高い評価を受けている。

◆バイオグラフィー
8歳 コリアン・タイムズ・コンクール優勝。最初の公開演奏(ソウル)
13歳 NYに移住。ニューヨーク・フィルと共演。ヴュータンの協奏曲第5番を演奏
15歳 A.シュナイダー指揮NYストリンング・オケと共演。
カーネギーホール、ケネディセンター(ワシントンD.C.)デビュー
ジュリアード音楽院にてドロシー・ディレイ、フェリックス・ガリミエに師事。

○ "ロストロポーヴィチ・フェアウエル"ガラ・コンサート出演(ワシントンD.C.)
○ PMF(札幌)にてリサイタル(1992)
○ モーストリーモーツァルト・フェスティヴァル出演(アメリカ・日本)
○ 「ダニー・ケイ・プレイハウス」(NY)オープニング・コンサート出演
○ サンフランシスコ響北米ツアー(指揮:M.T.-トーマス)ソリストとして同行
○ ペンデレツキ:ヴァイオリン協奏曲第2番(指揮:ペンデレツキ)(米・欧・香港)
○ アメリカン・バレエ・シアターのソロ・ダンサーと共演(同劇場・秋のガラ・コンサート)
○ カーネギーホールZankelホール オープニング・コンサート出演(T-トーマスと共演)(2003)
○ ペンデレツキ:ヴァイオリン・ソナタ第2番 アメリカ初演(ピアノ:B.ダグラス)(2004)