高嶋ちさ子 (ヴァイオリン)
東京都出身。6歳からヴァイオリンを始め、これまでに徳永二男、江藤俊哉、ショーコ・アキ・アールの各氏に師事。桐朋学園女子高等学校音楽科、同大学を経て、1991年イェール大学音楽学部大学院に奨学生として入学。同大学院修士課程アーティスト・ディプロマコースを卒業。
’94年マイケル・ティルソン・トーマス率いるマイアミのオーケストラ、ニュー・ワールド・シンフォニー(NWS)に入団。一方日本では’95年5月にCDデビュー。97年本拠地を日本に移し、本格的に活動を始める。
これまでに、フジテレビの軽部真一アナウンサーとの共同プロデュースによる「めざましクラシックス」や、コンポーザーピアニスト加羽沢美濃と組んだ「CHISA&MINO」、そしてチェロを加えたトリオ編成など多様な演奏形態をとりながらも、あくまでもアコースティックな音色にこだわり、年間100本以上のコンサートを開催。全国各地で数多くの観客を集め新たなクラシックファンを獲得している。
05年10月、自身初となる書籍「ヴァイオリニストの音楽案内-クラシック名曲50選」(PHP新書)と「知識ゼロからのクラシック入門」(幻冬舎)を刊行。06年には、新プロジェクト「高嶋ちさ子 12人のヴァイオリニスト」を立ち上げ、多いに注目を集める。08年には、一昨年に続き再度ベルリン・フィル・ヴァイオリンアンサンブル、新イタリア合奏団のツアーも予定されている。
現在、演奏活動を中心としながらも、テレビ・ラジオ番組の出演などでそのキャラクターが評価され、活動の場は更に拡がりを見せている。
(愛用器)ストラディバリウス(1736年製)愛称:ルーシー
高嶋ちさ子official web site
http://www.takashimachisako.jp/
加羽沢 美濃・かばさわ みの (ピアノ・作曲)
横須賀市生まれ。3才からピアノを始め、ヤマハジュニアオリジナルコンサート時代には、天才少女と話題になる。東京芸術大学から同大学院の作曲科に進み98年卒業。大学院在学中に日本コロムビアからCDデビューし、これまでに20枚以上のCDが発売されている。人気のベスト・セラー作家、鈴木光司のファンタジー・ノベル「楽園」を、作家自身のプロデュースにより加羽沢が作曲・演奏した作品で、大きな話題を呼んだ。97年、カザルスホールでデビュー・コンサートを開催し、その後も「ギンザ・クラシックス」「ギンザめざましクラシックス」に参加。さらに99年の3月には、銀座・王子ホールにて「加羽沢美濃ピアノ・パーティー」のシリーズをスタート。作曲家としてのオリジナル曲演奏、リクエストコーナーでの即興演奏などで早くも人気を集めている。ヴァイオリニストの高嶋ちさ子と組んだカジュアル・クラシックス「Chisa&Mino」のコンサートは全国展開の人気となり、CDも2枚がベストセラーになっている。
作曲家としては、TBSの月曜ドラマ・スペシャル「埋葬された愛」、NHK・TVアニメ「くまの子ウーフ」、フジ「愛と青春の宝塚」、「整形美人」などで作曲・演奏。「かるたクイーン」(NHK)、映画「ホテルビーナス」「チルソクの夏」、「四日間の奇蹟」「出口の無い海」「檸檬のころ」「穂高よ永遠なれ〜北穂高小屋物語」(ドキュメンタリー/JNN共同制作)などの音楽を担当する。テレビ出演では、99年7月からテレビ朝日「新題名のない音楽会」の司会を武田鉄矢と共に務めた。2003年4月より、NHK-FM「名曲リサイタル」の司会を担当している。2003年6月、2004年7月、ドイツのロイトリンゲンで、オリジナル作品をヴュルテンベルクフィル(ロイトリンゲンフィル)と共演し、録音もした。作曲家として、演奏家としての大いなる飛躍が期待されている。