DUO2 (荘村清志・福田進一・鈴木大介・大萩康司)プロフィール

PROFILEプロフィール

DUO2 (荘村清志・福田進一・鈴木大介・大萩康司)

DUO2 (荘村清志・福田進一・鈴木大介・大萩康司)

2015年、ギターに最適な空間と音響をもつハクジュホールを会場に、毎年新しいテーマでギターの魅力を堪能できると好評のHakujuギター・フェスタの10周年記念として制作したアルバム「DUO」はギター界の巨匠荘村清志と福田進一の個性の異なる二人が初の共演録音ということで大きな話題に。それから5年の月日が経ち、2020年、15周年を迎えようとしていた同フェスタは、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のためやむを得ず中止…。アーティストたちのパフォーマンスの機会が制限され、ミューズが宿るホールが不動となりつつある昨今、ソリストとしても大活躍中の鈴木大介と大萩康司の次世代巨匠も加わり、音楽の灯を絶やさぬために、クラシックギター界のスター4名が今できることを、今残せることを1枚に集束。

荘村清志

荘村清志(ギター) Kiyoshi Shomura, guitar

9歳よりギターを始める。1963年に巨匠イエペスに認められ、翌年スペインで師事。69年の日本デビューで、「テクニック、音楽性ともに第一人者」との高い評価を得た。71年には北米で28に及ぶ公演を行い、国際的評価を不動のものにした。74年にはNHK教育テレビ「ギターを弾こう」に講師として出演し、一躍全国にその名と実力が知られることになった。2007年NHK教育テレビ「趣味悠々」のギター講師として再登場し、改めて日本ギター界の第一人者としての存在を強く印象づけた。2008年ビルバオ交響楽団の定期演奏会に出演。同団とは《アランフェス協奏曲》を録音、09年にCDをリリース、日本ツアーのソリストとして同行し好評を博した。2015年10月にはイ・ムジチ合奏団と共演、レコーディングを行った。2017年からギターの様々な可能性を追求する「荘村清志スペシャル・プロジェクト」(全4回)に取り組む。さだまさしとの共演、またcoba、古澤巌、錦織健と共演したガラ・コンサートではジャンルの垣根を越えたコラボレーションが話題となった。2019年はデビュー50周年に当たり、5月に初のバッハ・アルバム「シャコンヌ」をリリース、全国各地でリサイタルを行った。同年10月には朝日新聞の連載「人生の贈りもの」(全15回)に取り上げられ話題を呼んだ。2020年10月、ギター作品の2大作曲家タレガとバリオスの代表作を収録した最新アルバム「ノスタルジー 〜郷愁のショーロ」をリリース。現在、東京音楽大学客員教授。
・公式ホームページ http://www.kiyoshishomura.com/
・2015/06/24発売 荘村清志&福田進一『DUO』情報はこちら>>>

福田進一

福田進一(ギター) Shin-ichi Fukuda, guitar

大阪生まれ。1981年パリ国際ギター・コンクールでグランプリ優勝。以後約40年に亘り、ソロ・リサイタル、主要オーケストラとの協演、超一流ソリストとの共演を続け、ボーダーレスな音楽への姿勢は世界中のファンを魅了している。 2017年からウィーン・フィル元コンサートマスター ライナー・キュッヒル氏との演奏活動を開始。また、自伝的エッセイ「6弦上のアリア」を上梓。2018年4月には全米6都市でのソロ・コンサートツアー、各地の音楽大学でのマスタークラスで好評を博した。2019年3月にはモスクワ・チャイコフスキーホールで、国立スヴェトラーノフ交響楽団と武満徹<虹に向かってパルマ>をロシア初演。9月には作曲家L.ブローウェルと共に台北国際ギターフェスティバルに参加、その直後、スイス・ジュネーヴ音楽院にてリサイタルとマスタークラスに招かれた。また11月公開の話題作、映画「マチネの終わりに」(監督:西谷弘、主演:福山雅治、原作:平野啓一郎)ではクラシックギター監修を務めた。2020年4月には記念すべき100枚目のアルバム『バロック・クロニクルズ』(マイスター)がリリースされた。平成19年度「外務大臣表彰」受賞。平成23年度芸術選奨「文部科学大臣賞」受賞。 大阪音楽大学、広島エリザベト音楽大学、昭和音楽大学、上海音楽院(中国)、アリカンテ大学(スペイン)各音大のギター科客員教授。東京、アレッサンドリア、ハインスベルグ、コブレンツ、 全米ギター協会など、主要国際ギター・コンクールの審査員を歴任。
・公式ホームページ https://shin-ichi-fukuda.themedia.jp
・コロムビア福田進一ホームページ https://columbia.jp/artist-info/fukuda/
・2015/06/24発売 荘村清志&福田進一『DUO』情報はこちら>>>

鈴木大介

鈴木大介(ギター) Daisuke Suzuki, guitar

作曲家の武満徹から「今までに聴いたことがないようなギタリスト」と評されて以後、新しい世代の音楽家として常に注目され続けている。マリア・カナルス国際コンクール第3位、アレッサンドリア市国際ギター・コンクール優勝など数々のコンクールで受賞。現代音楽の初演も多く、武満徹作曲「森のなかで」「スペクトラル・カンティクル」の世界初録音を始め、これまで、池辺晋一郎、猿谷紀郎、西村朗、伊左治直、林光ら、多くの作曲家による新作を初演している。アンサンブルとコンチェルトの膨大なレパートリーでの、明晰な解釈力と洗練された技術は、多方面からの評価を確立し、難度の高いプロジェクトにおけるファースト・コール・ギタリストの位置を維持している。斬新なレパートリーと新鮮な解釈によるアルバム制作はいずれも高い評価を受け、「カタロニア讃歌〜鳥の歌/禁じられた遊び〜」は2005年度芸術祭優秀賞(レコード部門)を受賞。07年、08年にリリースした「キネマ楽園」「キネマ楽園II/夜の太陽」は、ギター・ソロによる映画音楽のカバーで大ヒットとなった。以降今日までに同シリーズを全7作品リリースしている。また12年には、ピアソラ没後20年となる年に、世界でも例を見ない、多重録音による「タンゴ組曲」を収録した「アディオス・ノニーノ〜アストル・ピアソラ作品集」をリリースした。最新CDは、ベルウッドレコードより「Daisuke Suzuki the Best 2019」を19年1月9日にリリース。第10回出光音楽賞、平成17年度芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞。洗足学園音楽大学客員教授。
・公式ホームページ https://www.daisukesuzuki.com/

大萩康司

大萩康司(ギター) Yasuji Ohagi, guitar

高校卒業後にフランスに渡り、パリのエコール・ノルマル音楽院、パリ国立高等音楽院で学ぶ。ハバナ国際ギター・コンクール第2位、合わせて審査員特別賞「レオ・ブローウェル賞」を受賞。その後4年間イタリアのキジアーナ音楽院でオスカー・ギリアに師事し、4年連続最優秀ディプロマを取得。これまでにNHK「トップランナー」「スタジオパークからこんにちは」「ららら♪クラシック」やTBS「情熱大陸」、テレビ朝日「題名のない音楽会」等メディアへの出演多数。近年では2019年夏にNHK交響楽団(井上道義指揮)と「アランフェス協奏曲」を演奏し好評を博したほか、ラ・フォル・ジュルネTOKYO、セイジ・オザワ松本フェスティバル、霧島国際音楽祭、宮崎国際音楽祭等の代表的な音楽祭に定期的に招かれている。また、モスクワ、コロンビア、キューバ等海外の国際フェスティバルにも招かれ、19年9月には台湾国際ギターフェスティバルにソリスト&マスタークラス講師として参加。これまでに18枚のCDおよび2枚のDVDをリリース。近年は東京都交響楽団首席オーボエ奏者の広田智之とのデュオCDのほか、メゾ・ソプラノ波多野睦美との「プラテーロと私」全曲録音、20年12月にはチェロ奏者の宮田大とのデュオ・アルバムを日本コロムビアよりリリース。第6回ホテルオークラ音楽賞、第18回出光音楽賞受賞。洗足学園音楽大学客員教授。
・公式ホームページ http://ohagiyasuji.com/