篠笛とは
篠笛とは篠竹を乾燥し割れ止めに籐という細い蔓を巻き、漆を塗るだけの簡素な構造が特徴です。平安時代にはすでに広く使われていた笛で、上流階級で使われてきた「龍笛(りゅうてき)」や「能管(のうかん)」と比較して、篠笛は庶民階級の間で愛好されていました。
祭囃子や民謡等の古典調律と洋楽器とも合奏可能な唄用調律の篠笛があり、EDISON(エジソン)の使用する篠笛は唄用調律されたものです。素朴な竹に7穴を開けただけのシンプルな楽器ですので温度、湿度等の自然環境の影響を受けて音程が微妙に変化し、演奏のコントロールが難しくなる場合もありますが、それがまた味わいとなるのです。