氷川きよしYou are you【Bタイプ】

DISCOGRAPHY ディスコグラフィ

氷川きよし

You are you【Bタイプ】

[ALBUM] 2021/08/24発売

You are you【Bタイプ】

COCP-41522 ¥3,200 (税抜価格 ¥2,909)

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※「9月に逢いたい」の「逢」は一点しんにょうが正式表記です

1.Frontier
この楽曲は「恋、燃ゆる。」アルバム「生々流転」の作家のお二人に作っていただいた作品です。Frontier は「開拓者」という意味でもあります。22歳でデビューしましたが、デビューする前にアルバイト先のオーナーさんにサインを頼まれて、本名でサインを書いたときに、大変おこがましいのですが、「歌謡界を革命したい」という大きなことを書いてしまいました。でもそれは、絶対に自分で新しいスタイルを作っていこうというすごい情熱的な想いだったんです。そんな意気込みっていうか、闘志ですね。
「Frontier」は、デビュー22年目とかになると、時々過去を振り返って、自分というものを見つめ直したときに、本当に重ねあわせられる歌だし、皆さんの人生とも重ね合わせて聴いていただける曲じゃないかなと思います。それぞれの人が今いる舞台で、開拓者として頑張ってらっしゃると思うので、そんな背中を押せる一曲じゃないかなって思います。
(氷川きよし)

2.Jeanne d'Arc〜聖女の微笑み〜
これは昨年のポップスアルバムの表題曲になっている「Papillon」の作家の塩野さんに作っていただいた楽曲で、「ジャンヌ・ダルクの精神とか生き様を歌いたい」というお話をしました。ジャンヌ・ダルクというのは女性なのですが、男性として戦ってきた。そうせざるを得ない、逃れられない現実の中、すごいいろんな想いで戦ってきた人なんだなと思います。この詩の中にあるように不可能に等しくても、たった1%でも可能性があるとしたら、やっぱりいざ進まないといけないし、いくら 理不尽を突き付けられても、心は強く生きていかないといけない。正義が勝つというふうに思っていても、正義が負ける時だってある。そんな状況の中でも、歩き続けないと勝利者になれないということを教わる女性の強さを歌った一曲です。また、全てに対して謙虚さには勝てるものがないというか、謙虚さの中に正義があるんだっていうことを感じる一曲で、大好きな曲です。
(氷川きよし)

3.Labyrinth
これはもう、不思議の国の世界というか、アルバム「Papillon ボヘミアン・ラプソディ」の収録曲で「不思議の国」を歌わせていただきましたけれども、今回もその世界観というか、ちょっと非現実的な想いを歌いました。1曲目の「Frontier」が開拓して歩んでいく、そして、2曲目の「Jeanne d'Arc 〜聖女の微笑み〜」で、女性なんだけど男性として戦うジャンヌの姿。 3曲目が、その中でも彷徨いながら生きる女性、少女の姿を描いた作品です。
(氷川きよし)

4.小夜月
この歌の世界の女性の想いというか、結ばれないせつなさ、結ばれないせつない気持ちだからこそ、光が当たる。光の裏には影がある。そんな世界観を感じさせてもらえる大好きなロックナンバーの一曲になりました。
(氷川きよし)

5.紫のタンゴ(New ver.)
今回のポップスアルバムにもかかせない作品になりました。令和だからこそ、確信をもって言えること。湯川先生の長い芸能の道を歩んで来られた方の視点で表現をされた作品だなと思います。悩んでいる人とかに贈りたい楽曲。やっぱりそのまま人を好きになって、好きになるまま生きればいいっていうふうに思いますし、この曲は後世の人たちが生きていく糧になる作品となるように、これからも長く歌っていきたいなというふうに思います。
今回はアレンジを変えて、さらにカッコいいアレンジになっていると思うので、ぜひ、たくさんの方に聴いていただきたいと思います。私自身の歌手人生の中で、とっても大切な一曲です。自分が一番響くところは「紫のタンゴ 女も男も無いのさ だからって だからって何さ」というところなんですけど、やっぱり最終的に残るのは人間だから、人間性とか人柄だと思うんです。その部分に答えがあるのかなって思います。やっぱり人間主義の時代でもあるし、そんな深い部分を考えさせられるすごく艶っぽくて、色っぽい一曲です。
(氷川きよし)

6.9月に逢いたい
ファンの皆様に対する想いで書かせていただいた一曲です。
9月にポップスコンサートもありますから、タイミングが合ったというか。もう数年前に書かせていただいた詩ですが、氷川きよしとしての目線で、素直な気持ちで、みなさんの真心を感じて、描かせてもらった一曲ですね。
(氷川きよし)

7.生まれてきたら愛すればいい
漫画家でも文筆家でもあるヤマザキマリさんですが、ヒット作の「テルマエ・ロマエ」とか、本当にたくさんの素晴らしい書物をお書きになられています。人間的にも本当に大好きで、マリさんの見る世界というのはすごく広くて、大きな世界を持っていらっしゃる。
大作家の先生でいらっしゃる、そのマリさんに、ちょっと気軽に「歌、作ってもらえないですか」みたいな感じで言ったら、「あ、いいよ」って、すごく男らしい潔さでご快諾いただき、書いてくださいました。それで出来上がったのが、こんなに素晴らしいシャンソンになって仕上がりまして、木根さんのシャンソンの世界は、まさに令和のシャンソンだなって思いました。要は、全ては“愛する”しかない。生まれてきたら愛するしかない。人を恨んだり、憎んだりすることには何の答えもないし、人に対するネガティブな気持ちっていうのは、何にもならないっていうことを感じさせてもらいました。自分に嘘をつかないで、ありのまま、自分のまま愛すれば、そこに自ずと道は拓かれていくんだよ。そういう想いと、喜びも悲しみも全部自分を作ってくれる大切なものなんだよということ。そういう背中を押してもらえる素晴らしい作品に出会いました。
(氷川きよし)

8.RESET
大好きなTM NETWORKの木根(尚登)さんも小室(哲哉)さんも宇都宮(隆)さんも、小さい時からすごく憧れの三人でございました。
「Be Together」とかね、「Get Wild」とか、たくさんのヒット曲があって、たくさん時代をつくった曲があります。
木根さんがソロとして活動されている中で、いろんないい歌がある。以前「hug」も作っていただいたこともあって、木根さんのメロディは、本当にあったかくて優しくて、そのメロディの一つ一つの音符にすごく木根さんの命が刻まれていて、慈愛とか、命から出る音がメロディに表現されていました。
そういうことを特に感じたのがこの「RESET」で、今、ここからリセットして、歩いていかないといけない。これからの結果は、今、リセットした、この瞬間からつくっていくんだよ。絶望はいらない、希望に向かって生きるんだよということを感じる曲です。私自身もこの歌詞がすごく好きで、一つ一つのフレーズが自分の心に当てはまる作品なので、この「RESET」っていう曲を歌わせていう曲を歌わせていたたきたいなと思って、収録させていただきました。
(氷川きよし)

9.You are you
僭越ではございますけども、わたくしが今回、詩を書かせていただきまして、表題曲となりました。今のこの時代のこと、そして、それぞれのみなさんのことを感じながらして、それぞれのみなさんのことを感じながら…。子供たちに、そして、若い、自分に自信がない、自分がダメだって思う人たちに、「あなたはあなたよ」っていう女神のような気持ちで、私は伝えたいなと思ってこの詩を本当に純粋な想いで書かせいただきました。自分が生きたい生き方でいいし、そこに努力とやっていかなきゃいけないこともたくさんあると思うけど、あなたはあなたでしかないから、あなたが得意なことを伸ばせはいいと。誰かが変に自分の理想とか、そういうものを強制、あなたはあなたでしかないから、あなたが得意なことを伸ばせはいいと。誰かが変に自分の理想とか、そういうものを強制するなんかとんでもないって思っていて、そんな熱い想い、「するなんかとんでもないって思っていて、「You are you」あなたはあなたっていうことを私は広い大きな想いで書かせていただきました。想いで書かせていただきました。
それで、木根(尚登)さんにメロディを書いていただいて、この素晴らしい作品が出来上がりました。
(氷川きよし)

10.SEVEN DAYS WAR
自分の中で革命っていう言葉は、どんなに自分でダメな人間だと思っても、絶対に切り開けるということ。絶対にあなたには可能性があるからねっていうことを伝えていきたいんです。
大人っていうのは経験があったり、プライドがあったりとか、長く生きてる分、どうしても上から押さえつけたくなるのもすすごくわかる。そこもちゃんと受け入れた上で、生きていかないと、お互いが尊重し合わないといけないということ。ごくわかる。そこもちゃんと受け入れた上で、生きていかないと、お互いが尊重し合わないといけないということ。
そんな、自分の若い時の葛藤と重ね合わせるというか、今もそうだけど、全てを壊すんじゃなくて、自分で何かを探したいだけだし、全て背くんじゃなんて、自分でただしっかりこの目で選びたい。でも、そのためには闘っていかないといけない。闘けだし、全て背くんじゃなんて、自分でただしっかりこの目で選びたい。でも、そのためには闘っていかないといけない。闘うというのは、人と争う、人と喧嘩する、力で押さえるんじゃなくて、自分自身との闘いだと思うんです。素直にただ生きて行くことが大切なんだということですね。
(氷川きよし)

11.Glamorous Butterfly
大黒摩季さんにどうしても書いてもらいたくて。私の青春時代には、摩季さんの歌がどこからでも聞こえていました。女性の強さ、女性の信念、男の人に頼らない、強がりやってんだけど、たまには甘えたくなる時もあるけど、でも強く生きなきゃいけない現状だったりするときに、世の中の女性を摩季さんの歌が支えたんじゃないかなと思うんです。摩季さんはご自身が体験されてることが大きいので、その熱い想いっていうのは全部伝わってくる。「ら・ら・ら」にしてもそうだし、「熱くなれ」もそうだし、「別れましょう私から消えましょうあなたから」もそうだけど、当時、全部CDを買っていて、何かこう自分の心をすごく支えてくれるなという曲がありました。そんな昔からの縁があって、こうして出会えて、「じゃ、書こうよ。私、書くから」とか、「ボンボン、ボンボン、いろいろ言ってきて!」って言っていただいたので、「なんか、こういう気持ちなんだけど、どう思いますか」って、本当に気持ちをボンボン、ボンボン、摩季さんに伝えたら、全部、かたちにしてくださいました。なんかそのまんま自分の想いをまとめてくれたんじゃないかなっていうふうに思います。すごくまたこれも好きな曲になりました。
(氷川きよし)

12.I Don't Wanna Lie
布袋(寅泰)さんが40周年のアルバムで声をかけてくださった「I Don't Wanna Lie」。もう自分に嘘をつかないで、これからはあなたらしくはあなたらしくででいいよっていうこと。やっぱり、自分の気持ちに素直に生きること。素直に生きれない人もいると思うけど…でもそんなあなたに贈りたいなと思いました。これからの子たちとか、そういう悩み多き年頃の人たちにもすごく贈りたい一曲で、自分を好きになってねっていうことを伝えたい。若い人たちは自己肯定感を持てる人たちが多いと思うんだけど、自分なんかは自分を出せないような世代に生まれてきたので、そういう、自分を出せない人たちに対して、自分のままでいいよって、そういうふうに生きてほしいなと思って歌わせていただいています。
(氷川きよし)