氷川きよしインフォメーション
このたび、松田聖子さんの名曲「赤いスイートピー」をカバーし、デジタル配信させていただきます。本当にありがとうございます。 一番最初にこの曲を聴いたのは5歳で、叔母と母に連れられて行った人生初のコンサート、福岡サンパレスでの松田聖子さんのコンサートの時でした。聖子さんがあまりにも可愛くてキラキラしてて、美しくて、もう子供心ながらにときめいて、その時の感動は今だに鮮明に覚えていますし、松本隆先生の詞の世界、主人公の少女の思いに共感しました。 そんな5歳のときから43年の時を経ました。あれからいろいろなものに影響されて、ジャンルを超えて歌ってきたんですけど、歌の原点というか、歌の魅力を感じたあの時のピュアな、何も描いていない真っ白なキャンパス、真っ白な気持ちの中に、ポンッと「赤いスイートピー」が残っていて、今また、5歳の時の自分の素直なまっさらな気持ちを思い出しながら歌えるということはすごく爽やかな気持ちです。5歳の時の声は出ないんですが、氷川きよしとしてのKIINA.の思いをこの「赤いスイートピー」に込めて歌いました。たくさんの方に聴いてもらえたら嬉しいなと思います。 そして、デジタル配信のジャケットは私が描かせていただいたのですが、赤いスイートピーの絵を描きまして、嘘偽りのない思いを表現してみました。今回、亀田誠治さんにアレンジしていただき、レコーディングもずっと笑顔で立ち会ってくださいました。この曲を50、60、70歳の世代の方は、リアルタイムで青春時代に聴かれていたと思うんですけど、その時とはまた違った感じで、亀田誠治さんのアレンジで聴いていただいて、楽しんでいただければ、亀田さんも喜ばれます。どうぞよろしくお願いします。 氷川きよし |