1.京鹿子娘道成寺(きょうかのこむすめどうじょうじ)
作曲:初世 杵屋弥三郎 補綴:初世 杵屋作十郎
唄:芳村伊十郎
三味線:杵屋栄次郎 他
2.越後獅子(えちごじし)
作詞:篠田金次 作曲:九世 杵屋六左衛門
唄:芳村伊十郎
三味線:山田抄太郎 他
3.藤娘(ふじむすめ) (藤音頭付き)
作詞:勝井源八 作曲:四世 杵屋六三郎
唄:芳村伊十郎
三味線:杵屋栄次郎 他
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七代目 芳村伊十郎(よしむら いじゅうろう)(人間国宝)
戦後の舞踊、歌舞伎邦楽界にて、持ち前の美声とハコビ(曲全体を盛り上げていくやり方)の絶品さは追従を許さなかった長唄名人といえる。唄い出しの言の葉の艶やかさは、若きから芸への弛まぬ精進からといえる。その極めの名曲を聴いていただきたい。
長唄…
18世紀中ごろ上方の歌舞伎役者によって江戸へ運ばれたのが三味線や笛・大鼓・小鼓・太鼓(四拍子)伴奏による舞踊曲「長唄」である。劇場ばかりでなく舞や囃子のつかない曲としても演奏鑑賞され、やがて「大薩摩」という浄瑠璃の権利を受け取り、歯切れよく、明るいテンポを持ち、常磐津・清元などの掛け合い演奏がおこなわれ芸幅も広くなった。作調は謡曲、狂言、浄瑠璃、はやり歌、民謡などを多岐にとりいれられている。長唄三味線は細棹。
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