1.ブラームス:交響曲 第1番 ハ短調 作品68*
2.ベルク:3つのオーケストラ曲 作品6**
★エリアフ・インバル 指揮、フランクフルト放送交響楽団
録音:1998年5月6〜8日*、1997年1月1〜3日**
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絶妙のバランスで精緻に描かれるブラームス。シューマン全集に続く新ウィーン楽派とのカップリングはインバルならでは。
虚飾を排し、スコアを精緻に描き出すインバルのアプローチは、ブラームス においても大きな成功を収めています。分厚い音響の中で見落とされてきた音響バランス、内声部の表現の徹底により、ブラームスの音響世界を再構築。重厚長大な演奏では描くことのできなかったブラームスの陰影を描き出しています。また「小品」でありながら大交響曲を凝縮したかのような大作であるベルクの作品6。その巨大で複雑極まるスコアを再現するのに、フランクフルトRSOとの黄金コンビの美点が最大限に発揮されています。