60年代に入って、ジャズやラテンのリズムを参考にし、よりハードなサウンドを指向。
63年、名作ライヴ盤『ライヴ・アット・ジ・アポロ』を発表。全米アルバム・チャートで2位の大ヒットを記録。
65年の『パパズ・ガット・ア・ブランド・ニュー・バッグ』では白人層の人気も獲得。シングル「アイ・ガット・ユー(アイ・フィール・グッド)」も全米3位のヒットとなった。
69年にペースメイカーズとして活動していたキャットフィッシュ・コリンズ(ギター)と、ブーツィ・コリンズ(ベース)がバンドに加入。70年~71年に「セックス・マシーン」「スーパー・バッド」など、JB流ファンクを決定づける名曲が生まれる。
JB‘sは、フレッド・ウェズリーやメイシオ・パーカーがホーンセクション。世界で1番ファンキーなドラマー、ジャボ・スタークスとクライド・スタブルフィールドが在籍。そのサウンドは、様々なアーティストに影響を及ぼした。
80年代には、彼をリスペクトするヒップホップ・アーティストたちとの活動も増え、86年にはアフリカ・バンバータとのコラボレーション・シングル「リヴィング・イン・アメリカ」が大ヒット。しかし80年代後半には妻に対する脅迫行為等の件で執行猶予付きの有罪となり、アーティスト活動を停止。
しばらくは、ライブ盤や、自己プロデュース作などをリリース。本格的メジャー復帰は98年の『アイム・バック』。02年リリースの『ネクスト・ステップ』が最後の作品となった。