姜建華(ジャン・ジェンホワ)プロフィール

PROFILEプロフィール

姜建華(ジャン・ジェンホワ)

姜建華(ジャン・ジェンホワ)

中国上海に生まれる。
10才のとき叔父から二胡を学ぶ。
13才から海外音楽活動を開始。
ヨーロッパ、アフリカ、東南アジアで演奏活動を行う。

1974年北京にて中央音楽学院附属中学入学、安如砺らに師事。
1978年指揮者の小澤征爾氏が中国を訪問した際、姜建華の演奏する「二泉映月」に感動し、姜建華をアメリカに招く。
タングルウッド音楽祭に参加。ボストン交響楽団や、サンフランシスコ交響楽団と共演。
1982年中国全国器楽コンクールで、審査員満場一致という空前絶後の成績により第一等賞を受賞。
1983年中央音楽学院大学卒業、同大学の講師として勤める。
1986年中国文化部より国家第一級演奏家として認可を受ける。
また、東京ではサントリーホールのこけら落としとして、安生慶が姜建華のために作曲した二胡協奏曲「風影」を小澤征爾率いる新日本フィルハーモニー交響楽団と演奏。
同年、小澤征爾指揮で、サンフランシスコ交響楽団の定期演奏会に出演。
1988年カザルスホール オープニング記念コンサートシリーズで「姜建華―二胡」リサイタルを公演し、絶賛される。
1989年小澤征爾指揮、ベルリンフィル定期公演に出演し、安生慶作曲の二胡協奏曲「風影」を演奏。
1990年アメリカのカーネギーホール100周年記念コンサートで、何占豪作曲の二胡協奏曲「莫愁女幻想曲」を上海交響楽団と共演。
その後1ヶ月のアメリカ全国ツアーに、ソリストとして参加。
1992年王子ホール オープニング・ガラコンサートに独奏出演。
1995年サントリーホールで行われた小澤征爾還暦記念コンサートに参加。
同年、サントリーホールにて、石井真木作曲による二胡協奏曲「飛天頌歌」で、新日本フィルハーモニー交響楽団と世界初演。
ザ・シンフォニーホールで関西フィル共演。翌年、北京公演を行った。
同年、東京に姜建華胡琴研究会を設立し、日本における二胡及び中国音楽の研究、普及教育活動を開始。
1997年すみだトリフォニーホールの、こけら落しガラコンサートに出演。
1999年中国建国50周年の際、日中両国の政府共同主催 中国国家交響楽団の日本公演で、楊立清 作曲による二胡協奏曲「悲歌」を日本初演。
2002年上海大劇院主催「姜建華 二胡独奏会」で、上海交響楽団と共演。
2003年第17回 日本ゴールドディスク大賞特別賞を受賞。
日中国交正常化30周年を記念した多くの活動により日中両国の伝統音楽の存続・発展への功績が高く評価される。
2004年札幌コンサートホールで、ミラノ・スカラ弦楽合奏団と共演、チマローザ作曲「オーボエ協奏曲」を二胡で世界初演。
2005年上海音楽庁主催「姜建華 二胡演奏会」が行われる。
2007年4月 北京の中央音楽学院大学教授に就任、今まで教えた多くの弟子は、全国の主要なコンクールにて金賞、銀賞を獲得している。
2008年中国国家大劇院新年コンサートにて、小澤征爾氏の指揮で、国家交響楽団と共演、全国生中継された。
2012年中央テレビ(CCTV)主催「中国十大二胡演奏家コンサート」に出演し、絶賛を博した。

日本では、新日本フィル、N響、東京フィル、新星日響、大阪フィル、東京シティフィル、関西フィル、日本フィル、京都フィル、広島交響楽団、神奈川フィル、山形フィル、オーケストラ・アンサンブル金沢、日本音楽集団などと共演。
作曲家では、石井真木、安生慶、坂本龍一、加古隆、中原達彦らから楽曲提供を受ける。
その他、三味線演奏家の本條秀太郎、ギタリストの荘村清志、笙奏者の宮田まゆみ、りんけんバンド、能楽囃子の大倉正之助、雅楽師の東儀秀樹、中国琵琶の楊宝元 他、各分野のアーティストと共演。
さらに創造学園大学教授を務めるほか、多数の交響楽団、アーティストとの共演、テレビ出演、CD制作等、幅広く活動を展開している。