小林沙羅プロフィール

PROFILEプロフィール

小林沙羅

小林沙羅

東京藝術大学卒業。同大学院修士課程修了。2010年度野村財団奨学生、2011年度文化庁新進芸術家在外研修員。2014年度ロームミュージックファンデーション奨学生。2010年から 2015年にはウィーンとローマにて研修と演奏活動を行う。
2017年第 27 回出光音楽賞受賞、2019年第20回ホテルオークラ賞受賞。日本声楽アカデミー会員。藤原歌劇団団員。大阪芸術大学准教授。
5歳の時にクラシックバレエとピアノを習いはじめ、10歳の時に坂東玉三郎氏の演劇塾〈東京コンセルヴァトリー〉に入塾、演技の基礎と
日本舞踊を習い初める。高校生の在学中に舞台女優を目指し、声楽の勉強を初める。 2012年ブルガリア国立歌劇場『ジャンニ・スキッキ』ラウレッタ役で欧州デビュー。
同歌劇場『愛の妙薬』プレミエ公演にはアディーナ役で出演。実際に水が張られた舞台上のプールでの演技とその透明感のある歌声は、現地新聞の評で絶賛された。
日本国内では2006年に『バスティアンとバスティエンヌ』バスティエンヌでデビュー後、東京芸術劇場シアターオペラシリーズ『トゥーランドット』リュー、『メリーウィドゥ』ヴァランシエンヌ、 兵庫県立芸術文化センター『こうもり』アデーレ等、持ち前の演技力と歌の表現力、ダンスの能力を活かして多くのオペラやオペレッタに出演。最近では2014年新国立劇場『パルジファル』花の乙女役。2015年野田秀樹演出『フィガロの結婚』スザンナ役、2017年藤原歌劇団『カルメン』ミカエラ役、『ポッペアの戴冠』アモーレ役ヴァレット役、2018年兵庫県立芸術文化センター『魔弾の射手』エンヒェン役、2019年全国共同制作オペラ『ドン・ジョバンニ』ツェルリーナ役、日生劇場『ヘンゼルとグレーテル』グレーテル役等に出演。日本オペラの新作初演を務めることも多く、千住明・黛まどか『万葉集』、三枝成彰『KAMIKAZE』『狂おしき真夏の一日』等に出演。2020年には漫画「ガラスの仮面」の劇中劇を原作とする新作オペラ『紅天女』阿古夜、紅天女役での出演が話題となっている。
2016年山田和樹指揮日本フィルマーラーチクルス「交響曲第4番」にソリストとして出演しCD化。フォーレ「レクイエム」、ヘンデル「メサイヤ」、モーツァルト「歌え喜べ幸いなる魂よ」等のソリストとしても多くのオーケストラと共演。また、各地でリサイタルを開催。2019年2月にはロンドンのウィグモアホールにてソロリサイタルを行い、英、独、仏、伊、日、5カ国の作品を歌唱、現地評で絶賛される。
学生時代より〈VOICE SPACE〉のメインボーカルを務め、詩と音楽をコラボレーションした新作を多数発表。また、個人的に作曲家への委嘱も積極的に行っており、池辺晋一郎、藤倉大、中村裕美、各氏の委嘱作を初演するなど、新しい事に挑戦し新しい作品を生み出す姿勢を大切にしている。
2014年に日本コロムビアよりデビューアルバム『花のしらべ』を、2016年には2ndアルバム『この世でいちばん優しい歌』をリリース。
〈サイトウキネンフェスティバル〉〈霧島音楽祭〉等参加、映画「のだめカンタービレ」での歌唱、テレビ朝日「題名のない音楽会」、NHK「ニューイヤーオペラコンサート」出演、プロ野球コナミ日本シリーズでの歌唱等でも注目を浴びる。