ハイドンの音楽から引き出した志の高さ、その背後にある圧倒的な演奏能力!まさに大家の風格。(ライナーノーツより)
シギスヴァルトとヴィーラントのクイケン兄弟を軸とするクイケン四重奏団は、古典期の音楽をピリオド楽器で演奏する弦楽四重奏団としては最高峰のアンサンブルとされており、クレスト・シリーズ収録のモーツァルトやハイドンはいずれもベストセラーとなっています。第3番が《騎士》の愛称でも親しまれているハイドンの作品74は、有名な《エルデーディ四重奏曲集》作品76の前に位置し、その前のウィーン・スタイルの曲集と異なる、交響的で骨太な作風が特徴の名作です。