クイケン四重奏団プロフィール

PROFILEプロフィール

クイケン四重奏団

クイケン四重奏団

シギスヴァルト・クイケン(第1ヴァイオリン)
フランソワ・フェルナンデス(第2ヴァイオリン)
マーレーン・ティアース(ヴィオラ)
ヴィーラント・クイケン(チェロ)

1986年に創設されたクイケン四重奏団は、シギスヴァルト(第1ヴァイオリン)とヴィーラント(チェロ)のクイケン兄弟と、シギスバルト夫人マーレーン・ティアース(ヴィオラ)、フランソワ・フェルナンデス(第2ヴァイオリン)というメンバーで構成。
彼ら4人はいずれも、オリジナル楽器による「ラ・プティット・バンド」の活動を基盤に古楽器演奏の第一人者として世界的な定評を得ている。最近の彼らはバロックからやや離れ、ハイドンとモーツァルトの作品を取り上げたコンサート活動を行なっている。

 シギスヴァルト・クイケン
音楽一家に育ち、ブリュッセル音楽院のモーリス・ラスキンのクラスを首席で卒業、兄のヴィーラントとともに古楽の研究を始め、それに末弟のバルトルドものちに加わった。1971年からデン・ハーグ音楽院でバロック・ヴァイオリンを教えている。72年にはバロック・オーケストラ「ラ・プティット・バンド」を結成し、またグスタフ・レオンハルト、フランス・ブリュッヘンといったバロック音楽のスペシャリストらも交えて実りの多い活動を展開してきた。シギスヴァルトは「ラ・プティット・バンド」とオペラ上演も定期的に行なっている。

 フランソワ・フェルナンデス
ルーアンに生まれ、古典音楽の教育を受けたが、12歳でバロック・ヴァイオリンを始めた。シギスヴァルト・クイケンに学び、のちに「ラ・プティット・バンド」でクイケンの右腕となった。「18世紀オーケストラ」「リチェルカーレ・コンソート」などのメンバーとしても活躍した。現在は、バロック・ヴァイオリンだけでなくバロック・ヴィオラ、ヴィオラ・ダモーレ。ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者として、ソリストおよび室内楽の演奏活動に専念している。

 マーレーン・ティアース
ブリュッセル音楽院でアルテュール・グリュミオーとモーリス・ラスキンに学んだ。シギルヴァルト・クイケンと同様、オリジナル楽器の演奏に早くから深い興味を示した。現在は「ラ・プティット・バンド」で第1ヴィオラ奏者をつとめている。

 ヴィーラント・クイケン
チェロでハイ・ディプロマを得てブリュッセル音楽院を卒業した。18歳の時から独学でヴィオラ・ダ・ガンバを学ぶ。ヴィーラント・クイケンは弟のシギスヴァルトとバルトルド、グスタフ・レオンハルト、フランス・ブリュッヘン、アルフレッド・デラーらと演奏活動を続けてきた。ブリュッセルとデン・ハーグの音楽院で教鞭を取っている。