ヴィンチェンツォ・ラ・スコーラプロフィール

PROFILEプロフィール

ヴィンチェンツォ・ラ・スコーラ

ヴィンチェンツォ・ラ・スコーラ

テノール。1958年イタリアのパレルモ生まれ。79年にプッチーニゆかりの地トッレ・デル・ラーゴで大テノールのパヴァロッティに出会い、彼の紹介で名教師アッリーゴ・ポーラに師事する。
82年パルマで《十字軍のロンバルディア人》(ヴェルディ)に出演、オペラ・デビューを飾る。85年ブリュッセルのモネ劇場で《愛の妙薬》に主演してから急速に活躍の場を広げ、ミラノ・スカラ座にも《愛の妙薬》で初登場(88)、ローマやボローニャ、ラヴェンナ、ナポリなどイタリア国内のみならず、ウィーン国立歌劇場やロンドン・コヴェントガーデン、ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場など国外の大劇場から頻繁に招かれる存在となる。
録音では最初期の《ベアトリーチェ・ディ・テンダ》(ゼッダ指揮)からムーティ指揮の《リゴレット》《ノルマ》《メフィストーフェレ》、映像ではアッバード指揮の《シモン・ボッカネグラ》やサンティ指揮の《二人のフォスカリ》などそれぞれ高い評価を得た。来日回数も多く、2006年には日本のサントリーホールで《トゥーランドット》に初挑戦、好評を博した。近年はマスタークラスなどで後塵の指導にあたっていたが、2011年4月15日に滞在先のトルコで心筋梗塞のため急逝、享年53歳。


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