ロヴロ・フォン・マタチッチ / 指揮者クレスト1000シリーズ チャイコフスキー：悲愴
チャイコフスキー：交響曲 第6番 ロ短調 作品74 《悲愴》
★ロヴロ・フォン・マタチッチ指揮、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
録音：1968年2月
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凄絶にして深い、孤高の《悲愴》。全盛期のチェコ・フィル・サウンドが色濃く響く。
独墺系のレパートリーと並び、ロシアものもまたマタチッチの貴重なレパートリーでした。スプラフォンには第5番とこの第6番というチャイコフスキーの2つの交響曲を録音しています。マタチッチのアプローチは過度なロマン性を避け、音楽の隅々まで気迫・血肉の通ったもの。第1楽章や第3楽章での盛り上がりは峻厳凄絶を極め、終楽章では厳しい造形の中に秘められた深い嘆きが胸に迫ります。チェコ・フィルの木管の惚れ惚れとする響きも聴きものです。