略歴:
父・近衛十四郎(このえじゅうしろう時代劇俳優)、母・水川八重子(人気女優)の長男。弟は目黒裕樹。
明治大学付属中学高校3年のとき(1960年)、父の所属する東映(株)に入社。「十七歳の逆襲・暴力をぶっ潰せ」でデビュー。以来「赤穂浪士」「瞼の母」「次郎長三国志」など時代劇を中心に甘いマスクの二枚目スターとして人気を得る。1969年大映に移籍。「眠狂四郎円月殺法」などで活躍。1971年東映(株)復帰し、「仁義なき戦い」シリーズ、「沖縄やくざ戦争」「柳生一族の陰謀」「修羅の群れ」「最後の博走」などのヒットを連発。名実共に日本映画を代表するトップスターの座を歩み続けている。
また役者だけではなく、プロデューサーとしても辣腕をふるい、1995年作の「蔵」では日刊スポーツ大賞・石原裕次郎賞を受賞。テレビ界では、「人形佐七捕物帳」「勝海舟」「大江戸捜査網」「名奉行遠山の金さん」「刑事貴族」「HOTEL」「サラリーマン金太郎」「私立探偵・濱マイク」他多数に出演。「天才たけしの元気が出るテレビ」などのバラエティー番組でのお茶目な一面や、「松方弘樹世界を釣る」といった大人の趣味の番組まで大活躍。