The Miro Quartet (ミロ・クァルテット)プロフィール

PROFILEプロフィール

The Miro Quartet (ミロ・クァルテット)

The Miro Quartet (ミロ・クァルテット)

◇ 米ヴァンガード・クラシックスから、今アメリカで最もエキサイティングなストリング・クァルテットとして注目を浴びている若手の雄、ミロ・クァルテットの意欲作が発表されました。日本ではCDデビューとなります。スペインの画家、ホアン・ミロに因んで名付けられたこの弦楽四重奏団は、1995年に設立され、98年のバンフ国際弦楽四重奏コンクールで第1位を獲得して一躍世界の檜舞台に躍り出ました。その後、アメリカ国内の主要都市はもとより、アムステルダム・コンセルトヘボウ、ベルリン・フィルハーモニー、ウィーン・コンツェルトハウス等、ヨーロッパの主要なコンサート・ホールで演奏し、様々な音楽祭への出演も続けています。

1995年秋設立。
翌年4月には第50回コールマン室内楽コンクールで第1位、続くフィショフ全国室内楽コンクールでも第1位と大賞を受賞している。

1998年バンフ国際弦楽四重奏コンクールで第1位、あわせてカナダ人作曲家チャン・カ・ニン作曲の特別委嘱作品演奏賞受賞、その後2000年ウォルター・W ・ナウンバーグ財団室内楽賞を受賞し一躍世界的に認められた。

2003 年、テキサス大学オースチン校のファカルティ・クァルテットに就任。彼らの演奏はヨーロッパ、北米で好評を得ており、昨シーズンはアムステルダム・コンセルトへボウ、ベルリンフィルハーモニーザール、ウィーン・コンツェルトハウス、ドレスデン音楽祭に出演、ボストンやニューヨーク、ワシントン、ドイツの主要な都市で著名なホールに出演している。2001年にはリンカーンセンター・チェンバーミュージック・ソサエティ2のレジデント・クァルテットを務め、また権威あるカーネギーホールの〈2001-02〉シーズンのデビューシリーズにも出演した。彼らの東京デビューとなった2001年12月のコンサートは9 月11日ニューヨークの被災者家族を支えるベネフィット・コンサートとして開催された。

ラジオでは全米放送のパフォーマンス・トゥデイやミネソタのセントポール・サンデーやワシントン、シカゴのほか、ヨーロッパ、イスラエル、カナダのラジオ番組でも放送され、テレビではNBCのトゥデイ・ショウ、ABCのワールドニュース・トゥナイトほかカナダ国内の番組にも数多く出演している。またアイザック・スターンの招きにより、エルサレム・ミュージック・センターでのライブ放送に出演、その模様はスターンのドキュメンタリーでも放映された。

若い演奏家の教育にも力を入れており、ケント州立大学では教職兼任のレジデント・クァルテットとして室内楽などの指導に当たった。ケントの夏の音楽祭ではレジデント・クァルテットとしても活躍している。その他にも3年目を迎えたレイク・タホ音楽祭でアーティスト・イン・レジデンスでもある。またスイスとドイツで行われたマスタークラスでヘンリー・メイヤーとアイザック・スターンの代役を務めたこともある。

若い聴衆の育成にも積極的で、ロードアイランドではクラシック音楽を通して若者やファミリーに都心での豊かな生活を提案する活動にも参加している。

CD はブリッジ・レコードからルード・ランガードとジョージ・クラムの作品を収録した2枚がリリースされており、特にクラムの《ブラック・エンジェルス》が収録された2枚目のCDは世界的にも高い評価を得ている。2004年3月にリリースされたCD『エピローグ』にはメンデルスゾーンの弦楽四重奏曲op.80 と世界的チェリスト、マット・ハイモヴィッツとの共演によるシューベルトの弦楽五重奏曲が収録されている。本作が最新録音はとなる。
(2005年8月現在)