宮田大インフォメーション
本日NEWアルバムを発売する事が出来ました。 これは皆様の応援のおかげで出来た事と思っております。本当に感謝しております。ありがとうございます。 今回のアルバムのエルガーのチェロ協奏曲は私を成長させてくれた曲の一つです。 この曲は感情を表立って出さずに内に秘めている作品なので、自分がどう表現したいかが大切な曲です。 エルガーはこの曲に自身の人生を表していると思いました。私の今の人生を重ね合わせて録音したので、これからCDを聴いてくださった皆様にも、自分の人生を重ねて合わせて聴いて頂けたら嬉しいです。 ヴォーン・ウィリアムズのダークパストラル(暗愁のパストラル)は、チェリストのカザルスの為にこの曲を作曲していましたが、途中で止めてしまい未完成のままでしたが、素晴らしい作曲家のデイヴィッド・マシューズ氏がこの作品を近年完成させ、この世に残った奇跡の作品です。 日本的な音階も聴こえるこの哀愁あふれる音楽は、聴けば聴くほどに魅力を感じて頂けると思います。 マシューズ氏本人と連絡を取り、作風などについても詳しく知ることができました。 エルガーとウィリアムズの作品の聴き比べをすると共通点が沢山発見できると思います。 ダウスゴーさんは弦楽器にもとても詳しく、指揮そのものが歌って感じたので、とても広く歌うことができました。BBCスコティッシュ交響楽団はイギリスの軸のブレない高貴な響きを出してくださいました。(エルガーが楽譜に沢山 nobilmente=気高く と記譜されています) 一生に一度きりの人生と音楽は、どちらも一期一会です。個々の人生に置き換えて聴いていただけたら嬉しいです。 宮田大 |