かねてより邦人作品にも積極的に取り組んでいる宮田大が、本作では日本を代表する作曲家・吉松隆のチェロ協奏曲を収録。この楽曲は、2003年に発表されて以降、あまりに超難曲ゆえ20年近く再演されてこなかった異端の作品で、2022年に東京シティフィル、東京交響楽団の公演で立て続けにとりあげられ、その両公演で宮田大がソリストを務め、再び注目を集めました。
今作では吉松作品を近年頻繁に取り上げている指揮者・原田慶太楼と東京交響楽団との、22年9月の公演を録音。宮田大の驚異的な技術と、原田率いる東京交響楽団とのグルーヴ感あふれる圧巻の演奏が会場を熱狂させ、吉松も絶賛した模様が、待望の音盤化となります。
カップリングには吉松自身が宮田大のために編曲を手掛けた「4つの小さな夢の歌」と「ベルベット・ワルツ」を、宮田と10年来の共演を重ねるジュリアン・ジェルネ(ピアノ)との共演で収録。
■リリース情報
『吉松隆:チェロ協奏曲≪ケンタウルス・ユニット≫/ 4つの小さな夢の歌』
2024/3/6発売
COCQ-85620 ¥3,300 (税抜価格 ¥3,000)
吉松隆 作曲
1-3.チェロ協奏曲 ≪ケンタウルス・ユニット≫
I.Allegro
II.Adagio
III.Allegro Molto
4-7.4つの小さな夢の歌
春:5月の夢の歌
夏:8月の歪んだワルツ
秋:11月の夢の歌
冬:子守歌
8.ベルベット・ワルツ
[演奏]
Tr.1-3 宮田大(チェロ) 原田慶太楼(指揮) 東京交響楽団
Tr.4-8 宮田大(チェロ) ジュリアン・ジェルネ(ピアノ)
[録音]
Tr.1-4 2022年9月25日 ミューザ川崎シンフォニーホール(ライブ録音)
Tr.4-8 2023年4月18-20日 柏崎市文化会館アルフォーレ(新潟県)
*Tr.8は
COCQ-85615収録と同一トラックです。
(2024/1/18掲載)