1.チャイコフスキー(グレインジャー編):花のワルツにもとづくパラフレーズ
2.サン=サーンス(ゴドフスキー編):白鳥
3.バラキレフ:イスラメイ
4.グリンカ(バラキレフ編):ひばり
5.ファリャ:アンダルシア幻想曲
6.グリフス:スケルツォOp.6の3
7.スクリャービン:幻想曲 作品28
8.ラヴェル:ラ・ヴァルス
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1912製ヴィンテージ・スタインウェイ使用(Steinway CD368)
録音:2009年12月3〜5日、2010年8月11日、 ふれあいプラザさかえ文化ホール(千葉県印旛郡栄町)
*使用ピアノ【CD368】について
スタインウェイ&サンズ社は、1853年ニューヨークに設立されたメーカーである。
パデレフスキー、ラフマニノフ、ルビンシュタイン、ホロヴィッツ、グレン・グールドなど世界的な巨匠たちが愛用したピアノ、ニューヨーク・スタインウェイ。自由とお金を求めてニューヨークに集まってきた、ロシアやヨーロッパの巨匠たち。彼らがピアノに求めた音色、タッチ、及びその反応に答えるべく、スタインウェイは、次々に改良を加え、近代ピアノの構造を完成させた。
この録音で使用された1912年製のCD368(CDとは、Concert D型の略)は、スタインウェイ本社コンサート部の貸出用として当時活躍していた楽器だ。1900年代初頭のスタインウェイは、ゴールデンエイジと呼ばれるほどクオリティが高い。それは先に述べたように巨匠達の時代真っ只中であり、近代クラシックの黄金時代の楽器だからである。
1800年代のロマン派独特の香りを残し、太い重低音と輝かしい高音、メロウな中音域、豊かな色彩を持つこの楽器は、多くの巨匠達と過ごしてきたキャリアの余裕すら感じられる。まさにクラシック黄金時代のすべてを語ってくれるであろう。