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DISC-1
1.[オルゴール]しゃぼん玉
〜丘を越えて
2.語り〈1〉
3.東京行進曲
〜浪花小唄
〜THAT'S O.K.(ザッツオーケー)
4.語り〈2〉
5.二人は若い
6.語り〈3〉
7.[ハーモニカ演奏]旅の夜風
〜[ハーモニカ演奏]丘を越えて
8.語り〈4〉
9.あめふり
10.語り〈5〉
11.あの子はたあれ〜仲よし小道
12.語り〈6〉
13.お父さんエレジー
14.語り〈7〉
15.明日天気になあれ
DISC-2
1.語り〈1〉
2.愛して頂戴
3.語り〈2〉
4.忘れちゃいやヨ
5.語り〈3〉
6.あゝそれなのに
7.語り〈4〉
8.海行かば
9.語り〈5〉
10.軍国の母
11.語り〈6〉
12.ハーモニカブルース
13.語り〈7〉
14.明日の心だ
〜[オルゴール]しゃぼん玉
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※DISC-1 Tr.7・13、DISC-2 Tr.2・4・6・10・12はピアノのみの伴奏です。
唄・語り・ハーモニカ:小沢昭一
ピアノ:佐々永治
2003年8月7日 天童市市民文化会館ホールにて収録
うたごえ、語り、そしてハーモニカ演奏による、昭和のこころ“小沢昭一ワールド”ライヴ盤!!
ラジオ番組での軽妙な話芸や一人芝居、芸能史研究でも知られた俳優の小沢昭一。
本作品は、小沢昭一が2001年から2008年まで上演されてきた「小沢昭一 歌のステージ〜唄って語って 僕のハーモニカ昭和史」のライヴ音源を収録。
ピアノの調べにのって、ハーモニカを手に、昭和の流行歌、童謡、唱歌を唄い、“ぼくの昭和史”をつぶやき、語る…。戦争を体験し、戦争を乗り越えた小沢昭一の、戦争の悲惨さ、いのちの大切さを笑いと涙で伝える“歌のステージ”。
「小沢昭一的こころ」のライヴの世界を堪能できる必聴盤です。
[解説書]に、「ひどい戦争はもう御免 小沢昭一さんの歌う軍歌」澤地久枝、「八月十五日」小沢昭一 を所収。
八月十五日 小沢昭一 「八月十五日」は私のいまの人生の原点です。あの時十六歳の少年だった私は、生きながらえて“繁栄”とやらの中にいますが、「八月十五日」を……「八月十五日」の意味を忘れないようにしています。 「八月十五日」を境に、いのちを粗末にする時代から、いのちを大切にする時代にかわったのです。戦争は、いのちを「鴻毛(こうもう=おおとりの毛−きわめて軽い)」にたとえて使い捨てましたが、「八月十五日」からは、人間ひとりひとりのいのちは、なにものにもまさって尊いものということになりました。「戦争」のいいところはここです。ここだけといってもいいくらい。 戦争になりますと、人間は狂います。その人間が狂うことを利用したりするヤツも出てきます。しかも、そうされてもわからなくなるのです。「八月十五日」がきて、ハッとわれにかえりました。あの、われにかえった時の気持−戦後感覚を、私はいつまでも忘れないようにしよう、持ちつづけようと思っているのです。 その「戦後」を「総決算」するなんて……トンデモナイゾ! (「裏みちの花」(文春文庫)より) |