ブラームス
交響曲 第4番 ホ短調 作品98*
ハイドンの主題による変奏曲 作品56a**
スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ 指揮
読売日本交響楽団
ライヴ録音:2009年3月21日、東京芸術劇場*
3月9日、サントリーホール**
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前回の第3番から2年のブランクを経て、スクロヴァチェフスキと読売日本交響楽団によるブラームス全集が、本作を持って堂々の完結を迎えました。その間にリリースされたブルックナーの後期交響曲を含む、巨匠が第8代常任指揮者時代に薫陶した読響の演奏は、それまでの日本のオーケストラの水準から大きく雄飛し、世界水準での演奏芸術の極点に到達しています。日本のオーケストラではブルックナー以上に名演を生むことが困難といわれてきたブラームスですが、老いの影など微塵もないスクロヴァチェフスキのタクトは、全パートに渡る密度の濃い響きを建材に、一瞬もたわむことのない構成感を有する大伽藍をそびえ立たせました。圧倒的な感動への昇華を、是非SACDでご体験ください。