スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ / 指揮者ブルックナー:交響曲第9番&第8番

DISCOGRAPHY ディスコグラフィ

スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ / 指揮者

ブルックナー:交響曲第9番&第8番

[BD] 2010/11/17発売

ブルックナー:交響曲第9番&第8番

COXO-1024 ¥8,580 (税抜価格 ¥7,800)

【ブルーレイディスク】

スクロヴァチェフスキ&読売日響の集大成、
「ブル9&8」の完全収録映像がBlu-ray Discで登場!


2010年3月、読売日響常任指揮者の任期を終えるにあたり、「ミスターS」ことマエストロ・スクロヴァチェフスキが選んだのは、ブルックナーの超大作、交響曲第8番。2010年6月9日に日本テレビ「深夜の音楽会」にて放送時間の都合もあり一部カットして放送されましたが、このBlu-ray Disc ではその番組用収録映像をノーカットにてお届けします。任期最終公演という特別な空間でマエストロと読売日響が紡ぎ出した至芸を高画質・高音質で堪能できるのもBlu-ray Discならでは。また、オケ退場後も鳴り止まぬスタンディング・オベーションに壇上ひとりで応え続けるマエストロの表情もつぶさに記録。前年2009年9月に収録されたブルックナー9番(日本テレビ「深夜の音楽会」2010年2月14日放送)との豪華カップリング、充実の157分です。


アントン・ブルックナー作曲
交響曲第9番 ニ短調(約65分)
交響曲第8番 ハ短調(約92分)

スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ指揮
読売日本交響楽団

2009年9月24日(第9番)、
2010年3月26日(第8番)
サントリーホールにおけるライヴ収録

(C)浦野俊之

 音響の諸相を明晰に、魔境を鮮烈に「映し出す」驚異の職人芸。あくなき芸術的探究心と覇気を掲げた老匠の指揮に、懸命に応えるオーケストラ。
 マエストロの至芸、渾身の演奏、スケール感という、いつもの褒め言葉で事足りるブルックナーではない。指揮者の精緻な「こだわり」が生きた、壮絶かつ豊穣な音楽づくりだ。ライヴの凄み、ここに極まる、と評したい。
 スタニスラフ・スクロヴァチェフスキと読売日本交響楽団が2009年秋、2010年春に奏でたブルックナー後期の大作交響曲は、この愛すべきコンビの集大成であるばかりでなく、現代ブルックナー演奏史に燦然と輝く、創造性溢れるライヴとなった。喝采また喝采のカーテンコール。
 2007年春、スクロヴァチェフスキは、交響曲第4番「ロマンティック」を指揮し、読売日響の第8代常任指揮者に就任した。あらためてブルックナー指揮者としての存在感を際立たせたわけだが、もちろん、スクロヴァチェフスキと読売日響のブルックナーは、これが初めてではない。2000年春の第9番で、両者は近い将来の再会とさらなる相乗効果を「予告」していた。2002年、2005年の出逢いを経て、両者のプロフェッショナル魂はさらに燃え上がる。
 常任となって以降、交響曲第3番、第2番、第5番、第0番、第1番を披露。2009年9月の名曲シリーズほかで第9番、常任としての任期を満了する2010年3月定期で第8番と「ツィクルス」は続いた。
 ここに聴く、観るブルックナー。いずれも音の巨大な塊が押し寄せてくる、モノクロームのブルックナーではない。巨匠がこれまでの歩みを振り返り、感慨にふけった演奏でもない。ここぞという場面での、剛毅さ、決然とした運び、創りに驚く。響きの美しき綾に酔いしれる。スクロヴァチェフスキの秘技をも、カメラは捉えた。
 マエストロの好きな言葉「音楽の律動」を目の当たりにすることも出来る。画期的なライヴ映像の誕生だ。
奥田佳道(音楽評論家)

(C)2010 NTV

■日本テレビ「深夜の音楽会 〜読響Symphonic Live」番組ホームページはこちら>>>


157分収録,2層 MPEG-4 AVC,チャプター有,メニュー画面
カラー/16:9 (1920×1080i Full High Definition)
音声(1)リニアPCMステレオ(48kHz/16bit) (2) リニアPCM 5.1ch(48kHz/16bit) (3)Dolby Digital 5.1ch

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