笑福亭松喬師匠は、古典落語に力を注ぐ上方落語の中堅で早くからその力量を注目されていた実力派。
派手さはないが重厚味あふれる芸風、じっくり聴かせるタイプの噺家である。早くから、故六代目笑福亭松鶴師匠より「笑福亭の噺を一番うまいこと受け継ぐ」と認められていた話も有名である。
平成8年度「文化芸術祭優秀賞」を受賞
平成19年度「文化庁芸術祭大賞」を受賞
東西通じて落語の上手さ実力は証明されている。
落語以外の趣味も多彩で海釣り、鮎釣り、料理、絵、陶芸、写真など幅広い。特に絵と写真はアマチュアの域を出る腕前。
【弟子】
笑福亭三喬・笑福亭遊喬・笑福亭生喬・笑福亭喬楽・笑福亭右喬・笑福亭風喬
【持ちネタ】
「らくだ」「一人酒盛り」「禁酒関所」「ざこ八」「天王寺参り」「帯久」「三十石船」
「花筏」「百年目」「住吉駕籠」「崇徳院」「首提灯」「尻餅」「寄合酒」他90席
【略歴】
昭和44年 | 六代目 笑福亭松鶴に入門 【鶴三】と名乗る |
昭和58年 | 独断会を開催、現在も続く 第12回上方お笑い大賞銀賞受賞 |
昭和62年 | 道頓堀浪花座に於いて「六代目笑福亭松喬」を襲名 |
平成元年 | 大阪市第6回咲くやこの花賞受賞 大阪府 府民劇場奨励賞受賞 |
平成08年 | 東西三人会(松喬・柳家小里ん・古今亭志ん橋)始める 文化庁芸術祭優秀賞受賞 |
平成14年 | 松喬一人舞台(噺・はなし・話)の会がスタート |
平成15年 | センチュリー交響楽団と共演(あなたはなぜにソナタなの) |
平成16年 | センチュリー交響楽団と共演(ぺらぺらオペラ) 大阪新歌舞伎座で初めての芝居(だんじり文吉)に出演 |
平成18年 | センチュリー交響楽団と共演(天使と悪魔のヴァイオリン) |
平成19年 | 文化庁芸術祭大賞受賞(大衆芸能部門) |
平成20年 | 2度目の芝居に挑戦「中村美律子・中条きよし」共演 |